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遼、2年ぶりV「1打1打の重さ感じた」 松山も最終日にアンダーパー

2014/07/06 17:10
遼、2年ぶりV「1打1打の重さ感じた」 松山も最終日にアンダーパー

 

 石川遼が2年ぶりに歓喜の輪の中心に帰ってきた。

 国内男子ツアーの長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントは6日、長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントを舞台に最終ラウンドの競技を行い、通算10アンダーで追い付いた石川と前日首位の小田孔明がプレーオフに突入。3ホール目でバーディを奪った石川が2012年三井住友VISA太平洋マスターズ以来となるツアー通算11勝目を飾った。

 前日首位の小田と2打差の単独3位に浮上し優勝を視界に捉えた石川だが、この日は2番でボギーを先行させる苦しい立ち上がり。それでも直後の3番パー5でロングパットを沈めて勢いに乗ると、8番&9番の連続バーディで1打差。13番では池越えのセカンドをピンの根元につけるバーディでついに小田を捉える。

 だがそんなに簡単には2年ぶりの勝利は転がり込んでこない。直後の14番パー4で3パットボギーを喫してまた一歩後退。15番で1つ取り返した後の16番ではティーショットをバンカーに入れるアクシデントに見舞われたが、アメリカ仕込みのリカバリーショットでパーをセーブして望みをつないだ。そして1打ビハインドで迎えた18番。小田がパーに終わったのに対し、石川が劇的バーディを奪って追い付きついに勝負の行方はプレーオフに突入する。

 プレーオフ1ホール目、2ホール目は互いにバーディを奪ってドロー。3ホール目はティーショットを同じような位置につけたが、小田のセカンドがあわや池のラフに飛び込んだのに対し、フェアウェイを捉えた石川がバーディパットを沈めて両の手を天に掲げた。ラウンド後「1打1打の重さを感じた」と振り返った石川。今後は米ツアーには戻らずそのまま北海道で合宿を敢行し、今大会直前に出場が決まった全米プロゴルフ選手権(現地時間8月7〜10日/ケンタッキー州バルハラGC)に挑む。

 上位はプレーオフで敗れた小田が単独2位、通算7アンダー3位タイに山下和宏とK・T・ゴン(韓)が入った。また、もう一人の注目選手、松山英樹は3日間不調だったパットのフィーリングが戻ってきて4バーディ、1ボギー。最終日にして初のアンダーパー(3アンダー68)をマークして17位タイで大会を終えている。こちらは2週後の全英オープン(17〜20日/英国、ロイヤル・リバプールGC)に出場する。

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