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B.ハーマン逃げ切ってツアー初V! S.ストリッカーは不発

2014/07/14 09:04
B.ハーマン逃げ切ってツアー初V! S.ストリッカーは不発

 

 27歳のブライアン・ハーマン(米)が逃げ切ってツアー初優勝と次週に迫ったメジャー、全英オープン(現地時間17〜20日/英国、ロイヤル・リバプールGC)への切符を手に入れた。

 米男子ツアーのジョン・ディア・クラシックは現地時間13日、イリノイ州のTPCディアランを舞台に最終ラウンドの競技を行い、前日単独トップに立ったハーマンが出だし直後の2番でイーグルを奪って波に乗ると、一昨年のチャンピオン、ザック・ジョンソン(米)の追撃を振り切り、フルシーズン3年目にして嬉しいツアー初優勝を飾った。

 最終ホール、2.5メートルのパーパットを外してボギーを叩いたのはご愛嬌。この日2番のイーグルの他、後半3連続を含む5バーディ(2ボギー)を奪って5アンダー66をマークしたハーマンが通算22アンダーまでスコアを伸ばし、この日7アンダー64をマークして追い上げたジョンソンに1打差をつけ栄冠に輝いた。

 大会初日には帯同していたキャディが食中毒でラウンド中に倒れ、ギャラリーの中にいた高校のバスケットボール部のコーチに急遽ピンチヒッターでバッグを担いで貰うというアクシデントもあった。数々のピンチを切り抜け勝利を手にしたハーマンはメジャー切符も同時に手にすると、愛嬌たっぷりの笑顔で幸運を喜んだ。

 その他、通算19アンダー3位タイにジェリー・ケリー(米)とジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)が入り、ディフェンディング・チャンピオンのジョーダン・スピース(米)が通算16アンダー7位タイに食い込んで意地を見せた。

 しかしハーマンとともに最終組を回った本命のスティーブ・ストリッカー(米)は不発。かつて3連覇を達成したこともある得意のコースで前半1つもバーディを奪うことが出来ず12番パー3で痛恨のダブルボギー。上がり3ホールで2バーディを奪ったが、1オーバー72とスコアを落とし、通算15アンダー11位タイに終わった。

 尚、日本勢唯一出場の今田竜二は予選で姿を消している。

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