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松山上位浮上ならず 小田は63位タイに低迷

2014/07/20 00:16
松山上位浮上ならず 小田は63位タイに低迷
最終日は38位タイから上位進出を狙う松山。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーのシーズンメジャー第3戦、第143回 全英オープンは現地時間19日、英国のロイヤル・リバプールGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。荒天の予報により全英史上初めて1番&10番の2つのティーから2ウェイ、スリーサム(3人1組)のスタートになったこの日、日本勢は苦戦を強いられた。

 予選ラウンドを24位タイでクリアした松山英樹は不運にも雨がもっとも激しい時間帯のスタートを余儀なくされ、出だしの1番でいきなりボギーを叩くと、チャンスにパットが決まらないまま2オーバー37で前半を折り返す。

 後半に入りショットの切れが戻ったかに見えたが11番パー4でバーディチャンスから3パットを叩きボギー。しかしこれで闘争心に火がつき12番、13番で連続バーディを奪って盛り返すと、最終18番もバーディで締めくくった。

 しかし上位がスコアを伸ばしたため通算イーブンパー(1オーバー73)の38位タイに後退。上位争いに加わることが出来ず、残り18ホールでの巻き返しにかけることに。最終日はフラストレーションが溜まったこの日のイライラを吹き飛ばすようなプレーを期待したい。

 もう1人、日本勢で決勝ラウンドにコマを進めたのが小田孔明。現在国内ツアーで実力No.1の呼び声が高いが、メジャーのムービングデーでは3バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフで2オーバー74を叩き通算4オーバー。前日の56位タイからさらに順位を下げ63位タイにとどまっている。

 上位は、ローリー・マキロイ(北アイルランド)が通算16アンダーで単独トップ。6打差の単独2位にリッキー・ファウラー(米)がつけ、通算9アンダー3位タイにセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ダスティン・ジョンソン(米)が続いている。

 尚、岩田寛、塚田好宜、石川遼、宮里優作、小林正則、近藤共弘はすでに予選で姿を消している。

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