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R.マキロイ完全V達成! 惜敗R.ファウラー再び2位タイ

2014/07/21 03:33
R.マキロイ完全V達成! 惜敗R.ファウラー再び2位タイ
メジャー3度目の栄冠を完全Vで手にしたR.マキロイ。(写真提供:Getty Images)

 

 ローリー・マキロイ(北アイルランド)が大量リードに守られ完全優勝を達成。25歳にしてメジャー3度目の栄冠に輝いた。

 米男子ツアーのシーズンメジャー第3戦、第143回 全英オープンは現地時間20日、英国のロイヤル・リバプールGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。後続に6打差の単独トップからスタートしたマキロイは4バーディ、3ボギーの1アンダー71とスコアを伸ばし切れなかったものの、通算17アンダーで全米オープン、全米プロゴルフ選手権に続いて世界最古のメジャー制覇を成し遂げた。

 出だしの1番で8メートルのバーディパットを沈め、最大7打差をつけた時点ですでに勝負はついていた。5番、6番の連続ボギーで一瞬ヒヤリとさせられたが、9番、10番の連続バーディで完全にペースを取り戻したマキロイは、最終18番でバンカーからのサードショットがピンをかすめるスーパーショット。結局3オン2パットのパーにとどまり、タイガー・ウッズ(米)が持つ大会記録(通算19アンダー)に並ぶことは出来なかったが、堂々の横綱相撲。最後はスタンドを埋め尽くした大ギャラリーのスタンディングオベーションに迎えられ両親と抱き合って勝利に酔いしれた。

 リッキー・ファウラー(米)との同い年による最終組対決はマキロイに軍配が上がったが、ファウラーも最終日にノーボギーの5アンダー67をマークする大健闘。通算15アンダーまでスコアを伸ばし、1組前で回ったセルヒオ・ガルシア(スペイン)とともに2位タイに食い込んだ。ちなみにファウラーは全米オープンに続いての2位タイ。今季はメジャー3試合連続トップ5入りを果たしており、ビッグイベントでの勝負強さが目立っている。

 前日の雨で下が柔らかくなった影響もあり好スコアが続出したこの日、7アンダー65の猛チャージを見せたベテランのジム・フューリック(米)が通算13アンダーで単独4位に入り、アダム・スコット(豪)、マーク・リーシュマン(豪)のオーストラリアコンビが通算12アンダー5位タイとなった。

 ディフェンディング・チャンピオンのフィル・ミケルソン(米)は通算5アンダーでジャスティン・ローズ(英)らと並び23位タイ。タイガーは最終日も3つスコアを落とし、メジャーでの自己ワーストとなる単独69位(通算6オーバー)で4日間の競技を終えている。

 日本勢は63位タイからスタートした小田孔明が8バーディ、1トリプルボギーの5アンダー67の猛チャージで通算1アンダーまでスコアを戻し、24人をごぼう抜き。この日1つスコアを伸ばし通算1アンダーでホールアウトした松山英樹とともに39位タイで終戦した。

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