R.マキロイ、優勝以外は「望んでいない」

　全米プロゴルフ選手権（ケンタッキー州バルハラGC）は3日目の競技を行い、前日首位に立ったローリー・マキロイ（北アイルランド）が最終18番ホールでバーディを奪い、後続に1打差をつけ通算13アンダーでリーダーボードのトップを守った。

　ラウンド後マキロイは「良いポジションにつけた」とコメント。優勝トロフィを手につかみかけている状態だが「とてもいいね。僕が望んでいるものはそれ以外にない」と話し、優勝への決意を語った。マキロイの最終日のラウンドは自身のメジャー通算4勝目、そして先月の全英オープンに続くメジャー2戦連続優勝のかかったものとなる。

　明日の展望について聞かれると「明日の1番ホールに立つときの気持ちは先月とは全く違うものになると思う。地面のコンディションが柔らかいのはみんなが分かっているから、スコアを伸ばそうとしてくるだろう」とバーディ合戦になることを予想した。

　ここ数試合絶好調のマキロイは常に優勝争いを演じているが、それについては「もちろん緊張を感じている時もあるけど、それも自分の望んだこと。優勝争いをしていると緊張と不安が襲ってくるけど、それが頑張る理由になっている。もし、それを感じずにシーズンを過ごしているとしたらとても残念なことだし、トーナメントの中で一番良いポジションに入れることを楽しんでいる」と気負いはないようだ。

　最終日、世界No.1の自信を胸にマキロイがどのようなゴルフを見せるのか、注目が集まる。