申が今季2勝目！　柏原は47位タイでプロ初戦を終える

　国内女子ツアーのｍｅｉｊｉ カップは10日、北海道の札幌国際カントリークラブ 島松コースを舞台に最終ラウンドの競技を行い、首位でスタートした申ジエ（韓）が5バーディ、1ボギーの4アンダー68で回り、通算12アンダーで優勝。6月のニチレイレディス以来の今季2勝目を挙げた。

　2打差の単独2位には台湾のテレサ・ルーが入り、通算9アンダー3位タイに藤田幸希と穴井詩が続いた。1打差2位からスタートし、6年ぶりの優勝が期待された原江里菜は2バーディ、1ボギーとスコアを伸ばし切れずに、通算8アンダーでイ・ボミ（韓）とともに5位タイでフィニッシュしている。

　この日トップから出た申は2番、4番でバーディを奪ったものの、1つ前の組でスタートしたルーが前半だけで5バーディ、2ボギーとスコアを伸ばしてきたため、一時並ばれてしまう。しかし、この展開がプレッシャーになるかと思いきや、9番、10番で連続バーディに成功しリードを広げてみせると、後半に入りルーがスコアを伸ばせない中、最後まで危なげないゴルフで最終的には2打差をつけてみせた。

　また、この日「66」のチャージを見せたのが穴井。前半で2つスコアを伸ばすと、後半は上がり5ホールで4つのバーディを奪い、3位タイまで順位を上げた。ルー、原とともに2位でスタートした成田美寿々は1つスコアを落とし通算6アンダー10位タイ。昨季賞金女王の森田理香子は前半で3つのボギーを叩いて通算5アンダー16位タイ、横峯さくらは通算4アンダー21位タイ。尚、プロ初戦となった柏原明日架は通算3オーバー47位タイで3日間の競技を終えている。