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タイガー復活近し!? 「スイング改造は良好」

2010/09/06 10:22
タイガー復活近し!? 「スイング改造は良好」
新コーチと取り組んで入りスイング改造も順調な様子のタイガー。 (写真提供:AP Images)

 

 スイング改造中の現世界ランクNo.1、タイガー・ウッズ(米)が自身のプレーに手応えを感じているようだ。

 米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権(マサチューセッツ州、TPCボストン)は現地時間5日に第3ラウンドを行い、前日『65』をマークして29位タイに浮上したタイガーが2日連続60台となる2アンダー69をマーク。通算7アンダーまでスコアを伸ばし、23位タイにわずかながら順位を上げた。

「風が吹くとスイングが不安定になるものだけど、今取り組んでいる改造部分を意識しながら上手く対応することができた。昔のクセはほとんど出なかったし、スイング的には確実に良くなっている」と、新コーチのショーン・フォーリー氏と取り組んでいるスイング改造の成果に自信をのぞかせている。同じ組でプレーしたアーニー・エルス(南ア)も「(完全復活は)近いんじゃない? スイングのスピードも戻っているし、タイガーが本来の調子を取り戻すのは時間の問題だね」と太鼓判。そういう本人は1アンダー70にとどまり、通算6アンダー31位タイとやや後退したが、タイガーの復活を確信した“ビッグイージー”は我がことのように目を細める。

 残る問題はパッティング。この日のタイガーは4番、5番で連続バーディを奪い、7番バーディのあとの8番で微妙な距離のパットをねじ込みパーセーブすると、小さなガッツポーズも飛び出した。ところが9番でボギーを叩いてからパットが決まらなくなり、14番で2つ目のボギー。それでも最終18番では、深いラフからロブショットでピンそば30センチにぴたりと寄せ難なくバーディを奪い、集まった大勢のギャラリーから拍手喝采を浴びた。

「パットが決まらずフラストレーションが溜まったけど、最後良い終わり方ができて気分がスッキリした」と笑顔のタイガー。残り18ホール、このままいけば次週のBMW選手権(フェデックスカップポイントランク上位70名のみが出場)への進出はほぼ間違いなさそうだ。このBMW選手権は自身にとって連覇がかかる相性の良い大会。ショットが甦ったことで、復活のときも刻一刻と近付きつつある…?

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