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C.ホフマン、驚異の11バーディ逆転V! タイガー11位タイ

2010/09/07 10:37
C.ホフマン、驚異の11バーディ逆転V! タイガー11位タイ
最終ラウンドで11バーディを奪い逆転優勝を飾ったC.ホフマン。 (写真提供:AP Images)

 

 チャーリー・ホフマン(米)が冴え渡るパッティングで驚異のバーディラッシュを披露し、鮮やかな逆転劇を演じてみせた。

 米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権(マサチューセッツ州、TPCボストン)は現地時間6日に最終ラウンドを行い、首位と4打差の4位タイからスタートしたホフマンが11バーディ、2ボギーの9アンダー『62』をマーク。通算22アンダーまでスコアを伸ばし、後続に5打差をつける圧勝で今季初優勝を飾った。通算17アンダー2位タイに初日からトーナメントをリードしてきたジェイソン・デイ(豪)のほか、ジェフ・オギルビー(豪)、ルーク・ドナルド(英)。注目のタイガー・ウッズ(米)は通算10アンダー11位タイに入っている。

 この日のホフマンは2番から4連続バーディを奪うなど序盤からの猛チャージで一気に首位争いに加わると、バックナインに入り大爆発。後半9ホールをボギーなしの6バーディで回り、最後は後続に影すら踏ませず見事な逆転Vで2007年以来のツアー通算2勝目を挙げた。これでフェデックスカップポイントランク2位に急浮上したホフマンだが、それ以上に大きいのが大会翌日の7日に発表されるライダーカップのメンバー入りの可能性がグンと高まったこと。

 コリー・ペイビン主将率いる米国チームは、すでに過去2年間の成績により8人のメンバーが決定しているが、主将推薦の残り4選手が7日に明らかとなる。現在の有力候補はタイガー、ザック・ジョンソン(米)、スチュワート・シンク(米)の歴代メジャー王者3人で、ペイビン主将は最後のチャンスだった今大会での選手たちのプレーを見守っていた。そんな中で、大会最終日に長い金髪をなびかせて圧巻のパフォーマンスを見せたホフマンが4人目の男として急浮上してもおかしくない。「間違いなく私は米国チームに貢献できる!」と、胸を張るホフマンが選ばれるかどうかにも注目だ。

 一方、最終ラウンドを4バーディ、1ボギーの3アンダー68で回ったタイガーは、72-65-69-68と今シーズン初となる3日連続60台をマーク。今大会11位タイの成績によりフェデックスカップポイントランクでは51位に浮上し、次週のプレーオフシリーズ第3戦BMW選手権(同ランク70位までが出場)へ駒を進めた。また、世界ランク2位のフィル・ミケルソン(米)が通算7アンダー25位タイに終わったことで、タイガーの世界ランクNo.1の座にも変動はなし。

 なお、日本勢で唯一出場していた今田竜二は、最終日に1オーバー72とスコアを落とし通算1アンダー57位タイ。フェデックスカップポイントランクも78位に後退し、次週BMW選手権への進出を逃している。

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