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タイガー、プレーオフ第3戦で復活&連覇なるか!?

2010/09/09 12:46
タイガー、プレーオフ第3戦で復活&連覇なるか!?

 

 現地時間9日に開幕する米男子ツアーのプレーオフシリーズ第3戦、BMW選手権(イリノイ州、コグ・ヒルGC)は、フェデックスカップポイントランク上位70名の選手だけが出場を許されるエリートトーナメント。大会終了後に同ランク30位までに入った選手しかシリーズ最終戦のザ・ツアー選手権には出られないとあって、サバイバルレースも佳境に入っている。

 世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)でさえ、その渦中にある。今季は前半を出場自粛と故障で棒に振っており、プレーオフ進出すら危ぶまれたほどだ。それでも、第1戦、第2戦と徐々に調子を上げて、現在のフェデックスカップポイントランクは51位。今大会でしっかりとしたプレーをしなければ最終戦進出を逃す事態にも陥りかねない。

 大会前には欧米決戦ライダーカップ(10月1〜3日/ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)への主将推薦も発表され、気合が入り直したタイガー。出場自粛前、最後にツアー優勝した大会で連覇と復活をかける。

 もちろんそんな状況にあるのはタイガーだけではない。1試合ずつ出場メンバーが減っていく厳しい戦いの緊張感は増していく一方だ。ビジェイ・シン(フィジー)が63位、Y・E・ヤン(韓)が61位、崔京周(韓)が52位と、実力者たちが今大会で踏ん張らなければ、かなり危険な位置にいる。それだけに激戦は必至だ。

 その一方で、フェデックスカップ王者を決める争いも激しさを増している。トップに君臨しているのはマット・クーチャー(米)だが、第2戦ドイツ銀行選手権で優勝したチャーリー・ホフマン(米)が、976ポイント差でこれに肉薄。ホフマンは土壇場で主将推薦でのライダーカップ出場に期待を抱いたが、残念ながらコリー・ペイビン主将(米)に選んでもらうことはできなかった。その悔しさをこちらのタイトル争いにぶつけることを宣言しているだけに、クーチャーもうかうかしてはいられない。

 かつてウェスタン・オープンが行われていた同コースを得意とするタイガーと、それぞれの思惑を抱く実力者たちの激突。手に汗握るサバイバルレースの行方はいかに…?

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