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有村「守らずにやっていこう」 トップ浮上の裏に元世界No.1のプレー

2014/10/03 20:55
有村「守らずにやっていこう」 トップ浮上の裏に元世界No.1のプレー

 

「久しぶりにこんなゴルフが出来ました」。会心のゴルフに自然と笑みがこぼれた。

 国内女子ツアーの今季公式戦第3戦 日本女子オープンゴルフ選手権競技は3日、滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部 栗東/三上コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。有村智恵が5アンダー67をマークして、菊地絵理香と並ぶ通算6アンダートップタイに浮上した。

「ここ1、2年、2日目がとても嫌いで、ずっと予選通過ばかり意識しながらラウンドしなければいけなくて」と有村。確かにアメリカにわたってからは予選落ちを気にしながらのラウンドが多くなり、帰国して挑んだ前週のダンロップ女子オープンでも2日目に崩れて予選落ちに終わっていた。

 自分ではそこまで悪くないと思っていても、その呪縛によって「周りから見ても分かるくらい縮こまって」しまい、消極的なゴルフを繰り返した。そんな有村の心の迷いを断ち切ってくれたのが、同組で回った元世界ランキングNo.1の申ジエ(韓)のプレーだったという。

「先週は迷いもあって自分の中にこれっていうものが見つからなかった。今週申ジエさんと一緒に回って、彼女は迷いなく振っていて良い影響を受けました」と語った有村は序盤から攻めのゴルフを展開。「とにかく守らずにやっていこう」「多少曲がってもいい」という心の余裕が好スコアにつながった。

 好スコアは忘れかけていた自信も呼び起こした。「今までみたいにガツガツしていないですし、明日、明後日も良いゴルフが出来るかなと思います」。“自然体”を身につけた有村は簡単には崩れないはずだ。

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