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上原、スコア落とし16位タイで終戦… 優勝は逆転でフォン

2014/10/12 16:34
上原、スコア落とし16位タイで終戦… 優勝は逆転でフォン
スコアを2つ落とし、16位タイで終えた上原。(写真提供:Getty Images)

 

 米女子ツアーのアジアシリーズ第2戦 サイム・ダービーLPGAマレーシアは現地時間12日、マレーシアのクアラルンプールG&CCで最終ラウンドを終了。3位タイで出たフォン・シャンシャン(中)が8アンダー63と爆発的なスコアで回り、通算18アンダーで逆転優勝した。単独2位スタートの上原彩子は2オーバー73とスコアを崩し通算9アンダー16位タイ、野村敏京は通算7オーバー63位タイだった。

 ツアー初勝利を目指した上原だったが、各選手がスコアを伸ばす中で苦しいプレーを強いられた。1番ボギーでスタートすると10番にバーディを取り返し、イーブンに戻した。しかし13番でボギーを叩くと、16番パー5では池ポチャしてボギー。前日まで決まっていたパットも不調になり、ベスト10入りも逃した。

 初勝利を逃した上原は、飛距離アップが課題だ。今大会前の平均飛距離は239.2ヤードで137位。この大会でも4日間平均で212.5ヤードと、他選手に比べかなり劣っていた。距離の長いパー4では、2打目をレイアップした場面がありスコアメイクに苦労していただけに、さらに上を目指すためにももう少しパワーをつけていきたい。

 優勝したフォンは、前半を2アンダーで折り返すと、後半は11番から4連続バーディを記録。トップのポーナノン・パットラム(タイ)がスコアを伸ばしきれない間に、16番ではイーグル奪取に成功しパットラムとの差を広げて勝負を決めた。今季は未勝利だったが、これで昨年のCMEグループ・タイトルホルダーズに続くツアー4勝目を記録。連覇を狙った前週のレインウッドLPGAクラシックでは49位タイに終わったが、その雪辱をマレーシアの地で果たした。

 上位は、パットラムが通算15アンダーで単独2位。8アンダー63と会心のゴルフを見せたパーニラ・リンドベルグ(スウェーデン)がリュウ・ソヨン(韓)、シェラ・チョイ(韓)とともに通算14アンダー3位タイに入った。リディア・コ(ニュージーランド)は通算11アンダー8位タイ、ステイシー・ルイス(米)は通算7アンダー21位タイで4日間の競技を終えた。

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