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香妻Vならずも「次は勝つ」 PO制した李美香が初タイトル

2014/11/09 18:35
香妻Vならずも「次は勝つ」 PO制した李美香が初タイトル
惜しくも優勝とはならなかった香妻だが「次は勝つ」と力強い言葉で大会をあとにした。(写真提供:Getty Images)

 

 日米両ツアー共催のミズノクラシックは9日、三重県の近鉄賢島カンツリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を行い、香妻琴乃、イルヒー・リー(韓)、李美香(韓)が通算11アンダーで並びプレーオフに突入。5ホールにわたる激闘の末、最後をバーディで締めた李美香がツアー参戦3年目で初のタイトルを獲得した。

 悲願の初優勝まで迫った香妻だが、あと一歩手が届かなかった。この日は1打差4位タイから出ると2番から4連続バーディに成功するなど、7ホールを消化して5アンダーと絶好のスタート。だが、9番でボギーを叩くと、前日も苦戦したバックナインでノーバーディ、1ボギーと伸び悩み3アンダー69。一時は通算13アンダーで頭一つ抜け出したが、終盤の失速で勝負は3人によるサドンデスにもつれ込む。

 しかしここからが長かった。18番パー4で行われた1、2ホール目は3者ともにパーをセーブ。3ホール目バーディ、4ホール目パーと、互いに一歩も譲らない戦いはついに5ホール目に突入する。ここまで粘りを見せた香妻だが、最後は力尽きパー。イルヒー・リーもパーに終わり、ひとりバーディに成功した李美香にツアー初優勝をさらわれた。それでも今大会で自信をつけた香妻。「次は勝つ」と力強い言葉で振り返った。

 以下上位は、通算10アンダー4位タイに横峯さくら、上原彩子、藤田幸希ら日本勢に加え、ローラ・デービース(英)、カリー・ウェブ(豪)ら海外のベテラン勢がランクイン。また、ディフェンディング・チャンピオンのテレサ・ルー(台)は、前日に続き最終日も「67」とまくって野村敏京、鈴木愛、成田美寿々、イ・ボミ(韓)らと並ぶ通算9アンダー13位タイで3日間の競技を終えている。

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