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PO制した松山が今季国内初V!「次はメジャーで勝ちたい」

2014/11/23 17:28
PO制した松山が今季国内初V!「次はメジャーで勝ちたい」

 

 国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメントは23日、宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を行い、通算15アンダーで並んだ松山英樹と岩田寛がプレーオフに突入。1ホール目でパーをセーブした松山が東北福祉大の先輩後輩対決を制し、今季初優勝、ツアー通算6勝目を達成した。

 最終日は近年稀に見る名勝負となった。トーナメントを盛り上げたのは岩田だ。この日は前半3つ、後半5つと圧巻の8バーディを奪って8アンダー63をマーク。通算15アンダーとして後続を待つ。対するトップ発進の松山は、イーブンパーで迎えた最終18番でバーディを奪って、この東北福祉大の先輩と並び2人の戦いはサドンデスに突入した。

 その1ホール目。林からラフを渡り歩き6オンとなった岩田に対し、3オンに成功した松山がパーをセーブして、今季国内2戦目で栄冠をつかんだ。優勝インタビューでは「次はメジャーで勝てるように頑張ります」と笑顔で語った松山。現地時間12月4日開幕のヒーロー・ワールド・チャレンジ(フロリダ州アイルワースGC)での活躍にも期待が集まる。

 以下上位陣は、通算14アンダー3位タイに13年米ツアー新人王のジョーダン・スピース(米)とブレンダン・ジョーンズ(豪)、通算12アンダー単独5位にI・H・ホ(韓)、通算11アンダー6位タイに宮里優作と武藤俊憲。賞金ランキングトップの小田孔明は通算7アンダー11位タイ、同ランク2位の藤田寛之は通算6アンダー14位タイで4日間の競技を終えている。

 一方、31位タイから上位進出を狙った石川遼は、最終日もショットが定まらずイーブンパー71にとどまり、通算1アンダー31位タイ。11月からの国内連戦ではいずれも結果を残せていないが、次週はホストプロとして挑むカシオワールドオープンゴルフトーナメント(27〜30日/高知県、Kochi黒潮カントリークラブ)だけに、石川らしいバーディ攻勢で優勝争いを期待したい。

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