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今度は10ストローク差! J.スピースが2週連続の完勝劇

2014/12/08 12:30
今度は10ストローク差! J.スピースが2週連続の完勝劇
2週連続の完勝劇を演じたJ.スピース。タイガーのあとを継ぐのはこの男か!?(写真提供:Getty Images)

 

 タイガー・ウッズ(米)がホストを務めるオフ恒例のチャリティイベント、ヒーロー・ワールド・チャレンジは現地時間7日、フロリダ州のアイルワースG&CCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日から先頭を走り続けたジョーダン・スピース(米)が、最後までその推進力を維持したまま通算26アンダーまでスコアを伸ばし、後続になんと10ストロークの大差をつけて完全優勝を飾った。

 前週オーストラリアン・オープン(豪州ツアー)でプロ通算2勝目を果たし「今までで最高のプレーが出来た」と語っていた21歳の若武者だが、今週見せたプレーはそれをも上回るものだった。7ストロークリードで迎えた最終ラウンドは「それは最も楽しい9ホールだった」と語ったフロントナインで1イーグル、3バーディと爆発。その差を11打に伸ばし、サンデーバックナインに突入した。

 後半は更にひとつ伸ばした後の14番パー4でダブルボギーを喫したが、終盤の15番、17番でバーディを奪い返して6アンダー66をマーク。後続に10打差をつけたばかりか、ツアーまたぎの2週連続優勝を達成し、自身年内最終戦で有終の美を飾った。これには「感情が出ていたかどうかはわからないけれど、心の中は今年このように締めくくることが出来たことに喜んでいる」とスピース。

 前々週は日本で3位タイ、前週はオーストラリア、そして今週のフロリダでの優勝と、今年のオフシーズンは精力的に活動してきた。絶好調のままウインターブレイクを迎えることに話が及ぶと「確かにこのままツアーを回りつづけるのも良いけど、家に時々帰ることも良い。ここまでの5週間は長い飛行機での移動ばかりだった」と、さすがに疲れた様子。今はゆっくり休んでもらうとして、早くも年明けの1戦が楽しみになってきた。

 以下上位陣は、通算16アンダー単独2位にヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、通算15アンダー3位タイにキーガン・ブラッドリー(米)とパトリック・リード(米)、通算14アンダー単独5位にジェイソン・デイ(豪)が入った。ディフェンディング・チャンピオンのザック・ジョンソン(米)は、今年の米年間王者ビリー・ホーシェル(米)と並ぶ通算9アンダー8位タイでフィニッシュしている。

 日本勢として同大会に初出場した松山英樹は、6番から3連続バーディを奪うなど見せ場をつくって3アンダー69。通算7アンダー単独13位で大会をあとにした。また、前日の今週の自身ベスト「69」をマークし、復調の気配を見せていたタイガーは、2アンダーで折り返した13番パー5でトリプルボギーを叩く大誤算。結局この日はスコアを伸ばすことが出来ず通算イーブンパーで、復帰戦は出場選手中最下位の17位タイに終わっている。

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