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注目選手振り返りと展望 〜リッキー・ファウラー〜

2015/01/02 11:28
注目選手振り返りと展望 〜リッキー・ファウラー〜
今年は何としても結果が欲しいR.ファウラー。(写真提供:Getty Images)

 

 昨季、未勝利ながら米賞金ランキング自己最高の8位に入る活躍。今年更なる飛躍に期待がかかるのがリッキー・ファウラー(米/26歳)だ。

 2014シーズンはすべてのメジャー大会でトップ5入り。1年の内の4メジャーでのトップ5入りは、それまでジャック・二クラウス(米/1971、73年)、タイガー・ウッズ(米/2000、05年)しか成し遂げておらずファウラーで3人目という偉業だった。マスターズ5位タイ、全米オープン2位タイ、全英オープン2位タイ、全米プロゴルフ選手権3位タイ。中でも最も勝利に近づいたのが英・ロイヤルリバプールで行われた全英オープンだ。

 大会最終日、首位のローリー・マキロイ(北アイルランド)に6打差単独2位でスタートし5アンダー67とスコアを伸ばしたものの、結果マキロイに2打及ばずセルヒオ・ガルシア(スペイン)と並ぶ2位。4日間をすべて60台でプレーしたのはファウラーひとりだっただけに悔やまれる。また、全米プロでは一時単独トップに立つが、やはりマキロイに2打差の3位タイに甘んじた。

 ファウラーの米ツアー勝利数はまだ1勝と物足りなく、同世代で現世界ランキング1位のマキロイに今は水をあけられている状況だが、全米プロ直後には互いにツイッターでエールを送りあうなど、今後マキロイの良きライバルとなり切磋琢磨していくことは想像に難くない。

 ちなみにツイッターといえば、ファウラーはツアーでもSNSを使いこなす選手として知られ、ツイッターフォロワー数は100万人に迫る勢い、インスタグラムのフォロワー数も40万人を超え、オンオフ問わず貴重なショットを公開してくれているのはファンにとっても嬉しい。

 プロゴルファー人生は長い。だが、今年は何としても結果、勝利が欲しいところ。“負け癖”に身が染まる前に“勝ち癖”をつけることができるか? 大事な1年となるだろう。

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