日本勢6人が出場　“好調”松山は2週連続のV争いを狙う！

　米男子ツアーのソニー・オープン・イン・ハワイは現地時間15日、ハワイ州のワイアラエCCを舞台に開幕。同大会と言えば、1983年に青木功が米ツアー日本人初Vを飾った舞台として日本のファンにも馴染み深い（当時はハワイアン・オープン）。毎年多くの日本人選手が出場しており、今年も松山英樹、池田勇太、今田竜二、岩田寛、谷原秀人、宮里優作の6人が、常夏の楽園で優勝を狙う。

　やはり注目はエースの松山。米ツアー2015年初戦 ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズでは、抜群のアイアンのキレを武器にトップ3フィニッシュ。現在、主要8部門を合計した総合力を示す「オールアラウンドランキング」で、全米2位に入っている。この大会はこれまで3回出場（昨年は不出場）して、そのいずれも予選落ちと鬼門中の鬼門だが、今の彼なら心配はいらないだろう。

　また、将来的な海外進出も視野に入れる池田は、昨年に続いての出場となる。12月の国内男子ツアー閉幕以来となるトーナメントとなるが、初の予選通過を果たすことは出来るか？　昨年11月に中国で行われたWGC-HSBCチャンピオンズでトップと1打差3位タイに入った岩田、昨年8月以来の米ツアー参戦となる今田の他、谷原、宮里といった国内の実力者たちのプレーにも注目が集まる。

　昨年は開幕戦を制したジミー・ウォーカー（米）が、最終日に7アンダー63をマーク。通算17アンダーまでスコアを伸ばし、前日の4位タイから逆転で優勝をものにした。初優勝までは苦難の道のりが続いたが、1つ勝ってからは「経験を実戦に生かせるようになった」。この約1か月後に更に1勝を重ねたウォーカーは、2013-14シーズンを牽引する活躍を見せている。