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松山、昨年のリベンジへ! 自己ベスト『63』で3差2位T浮上

2015/02/01 10:13
松山、昨年のリベンジへ! 自己ベスト『63』で3差2位T浮上
自己ベスト『63』で3差2位タイ浮上した松山。メモリアル以来のツアー2勝目が見えてきた。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンは現地時間1月31日、アリゾナ州のTPCスコッツデールを舞台に順延となっていた第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。通算13アンダーまでスコアを伸ばしたマーティン・レアード(スコットランド)が依然としてトップを守る中、松山英樹が3人が並ぶ3打差の2位タイグループまで浮上してきた。

 ムービングデーの猛チャージで、米ツアー2勝目のチャンスが出てきた。前日にすでに第2ラウンドを回り終えていた松山は、この日は首位と8打差の27位タイから発進。アウトスタートの前半を3アンダーで折り返すと、今週5オーバー(1バーディ、4ボギー、1ダブルボギー)と苦しんでいたインで、上がり4連続を含む5バーディ(ノーボギー)をマーク。

 ザ・スタジアムの異名をとる名物16番パー3では、バックスピンを巧みに利用し、あと数センチでホールインワンかと思わせる絶妙ショットを披露。現地の目の肥えたファンからも、大喝采を浴び思わず笑顔を見せた。結局、この日のベストスコアとなる8アンダーを記録、1ラウンドでのストローク数『63』は松山にとって米ツアーの自己ベストだった。

 昨年大会では、同じく3打差で最終日を迎えながら、終盤の失速で4位タイに。「勝てなければ意味がない」と本人は不満げだったが、全米のマスコミから「将来性がある。彼はひょっとしてとんでもない大器かもしれない」と大絶賛を受け、その4か月後のザ・メモリアル・トーナメントでツアー初Vを成し遂げた。果たして昨年才能の片鱗を見せた大会でリベンジとなるだろうか?

 上位陣は、松山と並ぶ2位タイにザック・ジョンソン(米)とブルックス・コープカ(米)、通算9アンダー5位タイに新星ジャスティン・トーマス(米)、通算8アンダー8位タイにバッバ・ワトソン(米)、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)らが続く展開。尚、石川遼は1打及ばず、約5か月ぶりのツアー復帰となったタイガー・ウッズ(米)は、通算13オーバーと大きく叩いて、予選落ちに終わっている。

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