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チェ・ナヨンが3季ぶりV! L.コの世界ランクトップが確定

2015/02/01 10:00
チェ・ナヨンが3季ぶりV! L.コの世界ランクトップが確定
12年最終戦以来、3季ぶりの優勝を飾ったチェ。再び一時代を築くことが出来るか?(写真提供:Getty Images)

 

 米女子ツアーの2015年シーズン初戦 コーツ・ゴルフ選手権は現地時間1月31日、フロリダ州のゴールデンオカラG&CCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。2010年賞金女王のチェ・ナヨン(韓)が、4アンダー68をマークして、通算スコアを16アンダーまで伸ばし、12年のCMEグループ・タイトルホルダーズ以来、3季ぶりとなるタイトルを手に入れた。

 初戦を制したのは、かつての賞金女王だった。この日、2打差を追いかけ、アウトから出たチェは、序盤からエンジン全開。3番から3連続バーディを奪取するなど、前半を終えて3アンダーとスコアを伸ばす。後半も勢いそのままに12番、14番とバーディを重ねると、この時点でトップに浮上。直後、リディア・コ(ニュージーランド)に再逆転を許したが、我慢比べを制しツアー8勝目を達成した。

 10年はツアー2勝を挙げた他、メジャー大会の活躍で23歳にして賞金女王のタイトルを獲得したチェ。12年には6月の全米女子オープンで悲願のメジャー初制覇、シーズン最終戦でツアー7勝目をマークしたが、それ以降は勝ち星に恵まれていなかった。今年は16年リオ五輪もかかる1年、強豪選手が多数在籍する韓国チームの一員に名を連ねるためにも、元賞金女王が最高のスタートを切った。

 一方、追われる立場だったコは、一時トップの座を献上したものの、15番のバーディで再び単独トップに。このままシーズン初戦を制するかと思われたが、17番パー4でまさかのダブルボギーを叩き、万事休す。ジェシカ・コルダ(米)、ハナ・ジャン(韓)と並ぶ、通算15アンダー2位タイに終わった。それでもインビー・パーク(韓)を僅差で交わし、男女通じて史上最年少(17歳9か月と7日)で世界ランクNo.1に浮上することが確定した。

 昨季賞金女王のステイシー・ルイス(米)は通算7アンダー8位タイ、コに女王の座を奪われる結果となったパークは通算4アンダー13位タイでフィニッシュ。一方、日本勢で唯一決勝ラウンドにコマを進めた宮里藍は、最終日に4つのダブルボギーを叩く大スクランブル。結局、この日は7オーバー79と大きくスコアを崩し、通算7オーバー66位タイと残念な結果に終わってしまった。

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