16番でナイスリカバリーも… 松山は1つ順位を上げるにとどまる
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-キャデラック選手権は現地時間7日、フロリダ州のトランプ・ナショナル・ドラルを舞台に第3ラウンドの競技を終了。エース・松山英樹は、最終18番で痛恨のダブルボギーを叩き、3日目はスコアを伸ばすことが出来ず。通算4オーバー40位タイと前日から1つ順位を上げるにとどまった。
最終日に上位進出のチャンスを残すためにも、少しでもポジションを上げておきたかった松山。アウトから出たこの日は、6番でボギーが先行したものの、すぐさま8番で取り返しイーブンパーでハーフターン。後半も10番でバーディ、13番でボギーと一進一退のゴルフが続いたが、最大の見せ場は16番パー4に待っていた。
このホール、第1打をグリーン手前のバンカーに打ち込んだ松山だが、そこからのアプローチがピンを直撃。イーグル逃しのバーディとすると、続く17番で連続バーディに成功し、一気に2アンダー。しかし、最終18番でファーストを左の池に入れると、負の連鎖を断ち切れずダブルボギーとし、3日目はイーブンパー72に終わった。
また、松山と共にWGCに挑む2人の日本勢は、この日も難コース・ドラルに苦戦。小田孔明は1つスコアを落としたものの、通算9オーバー63位タイとなんとか踏みとどまった一方で、前日最下位に沈んだ藤田寛之は4ボギー、1ダブルボギーの6オーバー78の大叩きを喫し、通算20オーバーで未だ73選手中最下位に沈んでいる。
54ホールを終えてトップは、通算11アンダーまでスコアを伸ばしたJ.B.ホームズ(米)。後続に5ストロークの大差をつけ、今季初優勝&WGC初制覇が現実味を帯びてきた。次点のダスティン・ジョンソン(米)、バッバ・ワトソン(米)を含め、今週は飛距離のある選手が上位を席巻している。通算5アンダー単独4位にライアン・ムーア(米)。
その他の有力選手では、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が通算3アンダー5位タイ、アダム・スコット(豪)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、リー・ウェストウッド(英)が通算3アンダー8位タイ。昨年覇者のパトリック・リード(米)は、ローリー・マキロイ(北アイルランド)と並ぶ通算1アンダー12位タイにつけている。