李、プレーオフを制し3年ぶりの優勝! 鈴木は一歩及ばず…
国内女子ツアーのヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップが15日、高知県の土佐カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。トップから出た李知姫(韓)が、鈴木愛とのプレーオフを制し、優勝を果たした。
ラウンドが進むにつれて雨が激しくなっていった最終日。李は立ち上がりの2番でボギーが先行してしまうと、5番から連続バーディを奪うものの、9番で再びスコアを落とす。後半に入っても苦しいプレーが続いたが、鈴木に1ストロークのリードを許して迎えた最終18番で約10メートルのバーディパットを沈め、4バーディ、3ボギーの1アンダー71でホールアウト。通算9アンダーとし、土壇場でプレーオフへと持ち込む。
18番の繰り返しで行われたプレーオフは2ホール目まで両者譲らない展開だったが、3ホール目で李がバーディを奪って決着。2012年の中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン以来約3年ぶりとなるツアー通算18勝目を挙げた。
鈴木は4番から3連続バーディを奪い前半を3アンダーで折り返すと、後半にもスコアを伸ばし、7バーディ、3ボギーの4アンダー68と好スコアをマークしたが、17番でのボギーが響き、ツアー2勝目はお預けとなった。通算8アンダーの3位タイには、5つスコアを伸ばした菊地絵理香と北田瑠衣の二人が並んだ。
開幕戦を制したテレサ・ルー(台)は、通算6アンダーまでスコアを伸ばし7位タイ。上田桃子は通算5アンダー8位タイとなっている。2打差2位タイからの逆転優勝を狙ったホステスプロの原江里菜は6オーバー78と大きく崩れて、ディフェンディングチャンピオンの一ノ瀬優希、柏原明日架らと並び、通算イーブンパーの25位タイ。アマチュアの勝みなみ(鹿児島高1年)は、通算8オーバーで56位タイで大会を終えている。