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19歳キム・ヒョージュがツアー2勝目! 藍は「66」締めで17位タイ

2015/03/23 10:21
19歳キム・ヒョージュがツアー2勝目! 藍は「66」締めで17位タイ
復調の気配を見せる藍。最終日に「66」を記録し、昨年7月以来のトップ20入りを果たした。(写真提供:Getty Images)

 

 米女子ツアーのJTBCファウンダーズ・カップは現地時間22日、アリゾナ州のワイルドファイアGC at JWマリオット・フェニックス・デザート・リッジ・リゾート&スパを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ルーキーのキム・ヒョージュ(韓)が、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.3ステイシー・ルイス(米)との一騎打ちを制し、19歳にして2度目のツアー優勝を飾った。

 3日目を終えてトップに立ったキムを、ルイスが2打差で追いかける形で始まったこの日のラウンド。前半はともに2バーディ、1ボギーと互いに譲らず。キムは10番でボギーを叩いたものの、続く5ホールで4バーディを量産。するとルイスも負けじと16番までにさらに4バーディを奪って両者は1打差で最終ホールを迎えたが、ボギーに終わったルイスに対しキムがバーディで締め勝利を決めた。

 昨年彗星のごとくツアーに登場したキムは、メンバーとなる前の9月に行われたエビアン選手権でツアー初優勝&メジャー制覇を達成。年末に開催された日韓女子プロゴルフ対抗戦では19歳ながら強豪韓国チームの一員として、母国の圧勝に大きく貢献した。ツアーメンバーとなった今年も序盤から好調を維持すると、3戦目の今大会で優勝。大会前の時点で世界ランキングNo.8につけていた。

 以下上位陣は、通算18アンダー単独2位にルイス、通算16アンダー3位タイにイ・ミヒャン(韓)、イルヒー・リー(韓)、ポーナノン・パットラム(タイ)、通算15アンダー6位タイに世界ランクNo.1のリディア・コ(ニュージーランド)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、チェ・ナヨン(韓)らが続く展開。昨年覇者カリー・ウェブ(豪)は、通算9アンダー34位タイに終わった。

 一方、4人が予選を通過した日本勢は、宮里藍が最終日に6アンダー66の好スコアをマークし、通算12アンダー17位タイでフィニッシュ。最初の9ホールで6バーディを奪い一気に上位に進出すると、後半はパットが冴えず2バーディ、2ボギーとそれ以上スコアは伸ばせなかったが、パーオンが17ホールと復調を十分に感じさせる内容だった。4日間でバーディ「22」、イーグル「1」を記録している。

 また、野村敏京も6バーディ、2ボギーの「68」と4日間で一番の内容。安定したゴルフで通算11アンダーの24位タイに順位を上げた。宮里美香は5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「70」で回り、通算8アンダーで37位タイ。上原彩子はノーボギーの3アンダーでラウンドし、通算7アンダー45位タイで4日間のラウンドを終えた。尚、今季3戦目に挑んだ横峯さくらは、残念ながら予選落ちで大会を後にしている。

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