大舞台に臨むタイガー、ブログで心境を打ち明ける

　2年に1度の大舞台、欧米チーム対抗戦ライダーカップ（10月1〜3日／ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート）にキャプテン推薦で出場を果たすことになるタイガー・ウッズ（米）。プロデビュー以来初めてシーズン未勝利に終わった世界ランクNo.1の男が、現在の心境を自身のブログに綴っている。

「ライダーカップに向け、日曜日（26日）の夜、ウェールズへ発ちます。誰とペアを組むか分からないけど、本番を心から楽しみにしています。数日もあればコースの攻略法はマスター出来るでしょう。何しろそれが僕らの仕事ですからね。とにかく、今回はカップの死守（米国チームの大会連覇）が最大の目的。出場する機会を与えられたのだがら、自分が戦う試合は全て勝つつもりで全力を尽くします」。

　ライダーカップへの抱負を述べたあと、タイガーは現在取り組んでいるスイング改造にも言及。「（新コーチの）ショーン・フォーリーと一緒に着手したスイング改造は、自分でも思った以上に早く進展しています。ミスショットを打った時、それをいかに素早く修正出来るかがテーマです。改造の成果かとうがまだ断定できませんが、ここのところ飛距離がすごく出ています。それはおそらくエネルギーを効率良くボールに伝えられている証拠でしょう」と、早くも目に見えた効果が上がっていることを打ち明ける。

　また、近所に住み普段から練習ラウンドを回るアージュン・アトワル（インド）が今年8月の米男子ツアー、ウィンダム選手権で優勝を飾ったことについては「僕の友人アトワルの勝利を心から祝福します。肩やヒザの故障を克服し、血のにじむような努力を重ね栄冠をつかんだ彼を誇りに思います」と絶賛。最後は「僕と僕の家族は非常に苦しい時間を過ごしてきましたが、いつだってファンの方々は素晴らしかった。暖かい声援、本当にありがとうございます。またライダーカップが終わったら、ブログを更新します…」と締めくくった。