横峯さくら、米初勝利なるか?!　トップと3打差3位タイで最終日へ

　米女子ツアーのキア・クラシックは現地時間28日、カリフォルニア州カールスバッドのパークハイアット・アビアラGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。5位タイから出た横峯さくらが、連日の5アンダー「67」をマーク。通算13アンダーまでスコアを伸ばし、3位タイで最終日に向かうこととなった。

　4戦目にして初となる決勝ラウンドに進出した横峯の勢いが止まらない。この日は4番でバーディを奪うと、6番こそボギーとするものの、続く7番から連続バーディを奪い前半を2アンダーで折り返す。バックナインは我慢の展開が続いたが15番でバーディが来ると、16番パー5ではイーグルを奪い、1イーグル、4バーディ、1ボギーでホールアウト。トップのイ・ミリム（韓）と3打差につけ、米ツアー初優勝も視界に捉えるとともに、15位以内が目安となる次週のメジャー初戦、ANAインスピレーション（4月2日〜5日／カリフォルニア州ミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントC）への出場権獲得へ大きく近づいた。

　一方、通算1アンダー59位タイから出た宮里藍と宮里美香は、揃って2アンダー70をマークし、通算3アンダー47位タイと順位を上げた。藍は「ショットもパットも狙ったところに打てている。もうちょっとパットが入ってくれればと思うが、フィーリングは悪くないので、明日もこの調子を維持して18ホールをプレーしたい」と話すと、美香も「チャンスをものにできた。ショットが良い分、もうちょっとパターが入ってほしい。（最終日は）メジャー大会前の最後のラウンドなので、アグレッシブにプレーしたい」と上位進出を誓った。

　通算15アンダーの単独2位にはルーキーのアリソン・リー（米）。ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のリディア・コ（ニュージーランド）は一時トップに立った場面もあったが、終盤の2ボギーで通算12アンダーの5位タイ。同3位のステイシー・ルイス（米）は、最終18番パー4でダブルボギーを喫し、通算9アンダー15位タイとなっている。