C.カー、圧巻の逆転優勝　キャディの父に送る白星に涙

　米女子ツアーのキア・クラシックは現地時間29日、カリフォルニア州カールスバッドのパークハイアット・アビアラGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。クリスティー・カー（米）が圧巻の9バーディで7アンダー65をマークし、通算20アンダーで優勝。2013年以来となるツアー17勝目を挙げた。

　カーは5番から3連続バーディを奪うなど、前半を4アンダーで折り返す。後半でも13番から4連続バーディとラストスパートをかけ、9バーディ、2ボギーでホールアウト。37歳のベテランは優勝インタビューで、先週自身のキャディの父親が亡くなったことに触れ「彼の父のためにも勝ちたかった」と涙を流した。

　ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のリディア・コ（ニュージーランド）は5アンダー67をマークし、通算17アンダーの単独3位。このトーナメントでも4日間でアンダーパーのラウンドと続け、昨季から続く連続アンダーパー記録を「28ラウンド」に更新。アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が持つ同ツアー記録は「29」で、史上最年少メジャー優勝が期待される次週のANAインスピレーション（4月2日〜5日／カリフォルニア州ミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントC）での大記録達成に注目が集まる。

　ルーキーのアリソン・リー（米）が通算16アンダー単独4位。同2位のインビー・パーク（韓）は、5アンダー67と猛チャージをかけ、通算15アンダーの単独5位となっている。日本勢は、3位タイから出た横峯さくらがイーブンパー72で通算13アンダー8位タイ。宮里藍が通算5アンダー41位タイ、宮里美香が通算イーブンパーの63位タイとなっている。