ルーキーのキム・セイヨンが単独首位に！　L.コは新記録ならず…

　米女子ツアーの今季メジャー初戦、ANAインスピレーションは現地時間3日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。単独2位からスタートした宮里藍は、スコアを2つ落とし、通算2アンダーの13位タイに後退した。

　その他の日本勢は、横峯さくらと上原彩子は通算1オーバー42位タイ、宮里美香は通算3オーバーの63位タイで決勝ラウンドに進出。初日4オーバー76と出遅れた野村敏京は、3オーバー75と巻き返すことができず、通算7オーバー99位タイで予選落ちとなった。

　一方、2月のピュア・シルク バハマLPGAクラシックでプレーオフの末に初優勝を果たしたルーキー、キム・セイヨン（韓）が週末をリーダーボードの最上位で迎えることとなった。前半で4つのバーディを記録すると、後半でも最終18番でイーグルを奪うなど、1イーグル、6バーディ、1ボギーの7アンダー65とほぼ完璧なプレーを披露。現在ルーキー・オブ・ザ・イヤーのランキングでも1位につける22歳が、通算7アンダーまでスコアを伸ばし、メジャー初勝利に向けて絶好の位置につけた。

　トップと2打差の単独2位には、モーガン・プレッセル（米）。単独首位からスタートしたものの、3バーディ、3ボギーとスコアを伸ばすことができなかった。通算4アンダーの3位タイには、ブリタニー・リンシコム（米）、ジェニー・シン（韓）、カトリオーナ・マシュー（スコットランド）が並んでいる。

　ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.3のステイシー・ルイス（米）が、ディフェンディング・チャンピオンのレクシー・トンプソン（米）、フォン・シャンシャン（中）、リュウ・ソヨン（韓）らと並び6位タイ。同ランクNo.2のインビー・パーク（韓）は通算1アンダーの22位タイとなっている。

　また、初日に「70」をマークし、アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）の持つ29ラウンド連続アンダーパー記録に並んだ同ランクNo.1のリディア・コ（ニュージーランド）は、最終18番のセカンドショットを池に入れるなど、5つのボギーを喫して、1オーバー73。通算イーブンパー30位タイに後退し、新記録樹立はならなかったが「これでしばらくアンダーパーの記録を考えなくていいので、気持ちが楽になりました」とコメント。「18番のセカンドはクラブの選択ミス。今日は自分のゴルフができなかったので、明日からはもう少し安定したプレーをしたい」と話し、メジャー最年少優勝記録更新に気持ちを切り替えた。