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21歳J.スピース、コース記録に迫る「64」で単独トップ発進

2015/04/10 10:16
21歳J.スピース、コース記録に迫る「64」で単独トップ発進
後続に3打差をつけ、8アンダー64でトップ独走のJ.スピース。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーの今季メジャー初戦、マスターズは現地時間9日、ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。21歳のジョーダン・スピース(米)がコースレコードに迫る8アンダー64の好スコアを叩き出して単独トップに立った。

 20歳で挑んだ昨季大会でバッバ・ワトソン(米)と優勝争いを演じ、初出場ながら2位タイの好成績を収めているスピース。この日は前半に4バーディ(ノーボギー)を奪うと、後半も14番までの5ホールで4つのバーディを量産。15番パー5でボギーを喫したが、18番をバーディで締めて後続に3打差をつけた。

 最終ホールで約6メートルのパットを沈めて2日目以降につなげたスピースは「ここ(オーガスタ)で8アンダーなんて言うことないよ」と満足のコメント。それでも唯一のボギーを喫した15番について「あそこでバーディが取れればプロ転向後初の10アンダーも見えてたのに」と語り、コース記録にわずか1打届かなかった悔しさを滲ませていた。

 以下、5アンダー67の2位タイに45歳のアーニー・エルス(南アフリカ)、ジェイソン・デイ(豪)、ジャスティン・ローズ(英)、チャーリー・ホフマン(米)がつけ、4アンダー68の6位タイにセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ラッセル・ヘンリー(米)が続いている。

 そのほか、4度目のグリーンジャケット獲得を狙うフィル・ミケルソン(米)が2アンダー70で回り、昨季の年間王者ビリー・ホーシェル(米)、前日のパー3コンテストを制したケビン・ストリールマン(米)、ダスティン・ジョンソン(米)らと同じ12位タイ。

 日本勢唯一出場の松山英樹は4バーディ、3ボギーの1アンダー71でプレーし、ディフェンディング・チャンピオンのワトソン、世界ランキング1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)、65歳トム・ワトソン(米)と並ぶ18位タイとまずまずのスタートを切った。

 また、注目のタイガー・ウッズ(米)は3バーディ、4ボギーの1オーバー73でラウンド。長年の友人であり“兄”と慕うマーク・オメーラ(米)、現在賞金ランキングトップのジミー・ウォーカー(米)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、リッキー・ファウラー(米)らと同じ41位タイで初日の競技を終えている。

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