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“ニュータイガー”が1オーバー41位タイ発進!「心地よかった」

2015/04/10 10:38
“ニュータイガー”が1オーバー41位タイ発進!「心地よかった」
ティーショットは荒れ模様だったが、課題のアプローチは繊細なフィーリングを見せたタイガー。聖地で復活なるか?(写真提供:Getty Images)

 

 アプローチのイップスに悩まされていたタイガー・ウッズ(米)だったが、過去4勝を挙げているゴルフの聖地で復活の手応えをつかんだようだ。

 ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に行われている第79回マスターズ。注目のタイガーは3バーディ、4ボギーの1オーバー73にスコアをまとめ、世界ランキングNo.2ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、賞金ランキング1位のジミー・ウォーカー(米)、リッキー・ファウラー(米)、リー・ウェストウッド(英)、イアン・ポルター(英)、スティーブ・ストリッカー(米)、ベルンハルト・ランガー(独)らと並ぶ41位タイで第1ラウンドを終えた。

 ホールアウト後の第一声で「(久々のトーナメントは)心地よかった」と感慨深く答えたタイガー。2月のファーマーズ・インシュランス・オープン以来となったトーナメントでは、出だしの1番でいきなりボギーを叩く不安な立ち上がりだったものの、直後の2番パー5で獲り返し、その後はボギーとバーディが交互にくる展開で1オーバーにスコアを落としてハーフターンする。

 後半は、アーメンコーナーと称される難関の12番でボギーを喫したが、かつて中嶋常幸が13打を要した13番パー5で見事にバーディを奪取。上がり5ホールを全てパーセーブして1オーバーのままホールアウトした。

「(ショットの感触は)良かった。ショットだけなら3アンダーをマークできていたと思うよ」と初日を振り返った元世界ランクNo.1。4つのボギーはいずれもチップショットのミスではなかったことに「それがボクの強さだよ。そのことを確認するため、何千というショット練習をやってきたんだからね」と白い歯を見せた。

 これには同組で回ったウォーカーも「彼がツアーに戻ってきて来てくれて嬉しい。素晴らしいプレーを見せていたよ」と称賛。キャディを務めるジョー・ラカバは「(アプローチ)の修正は進行中の課題。だが、彼のショットは本来の調子を取り戻しつつあるよ」と明るい展望を語った。

 どん底の状態から改善され、繊細なアプローチショットを何度も披露した“ニュータイガー”。首位のジョーダン・スピース(米/8アンダー64)と9打差あり、マスターズはトップと10打差以内が予選通過基準なため、2日目は決勝ラウンド進出をかけた戦いとなりそうだ。

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