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J.スピース、18番のパーセーブは「今までで最も重要な1打」

2015/04/12 09:59
J.スピース、18番のパーセーブは「今までで最も重要な1打」
独走を続ける通算16アンダーのJ.スピース。(写真提供:Getty Images)

 

 ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に熱戦が続く第79回マスターズ。現地時間11日には、第3ラウンドの競技が終了したが、単独首位からスタートしたジョーダン・スピース(米)は2アンダー70で回り、通算16アンダーで優勝に王手をかけた。

 この日も7つのバーディを奪ったスピースは3日目を終えてストローク数が「200」。1976年にレイモンド・フロイド(米)、1997年にタイガー・ウッズ(米)が樹立した54ホールでの最少ストローク数「201」を塗り替える結果となった。しかし、悔やまれるのが17番パー4でのダブルボギーだ。3打目のアプローチがショートすると、ボギーパットも沈めることができなかった。

 最終18番でも2打目をギャラリーの中に打ち込み、約2.7メートルと嫌な距離のパーパットを残すも、これをしっかりと沈めると右手で小さくガッツポーズ。後続とのリードは4打差に縮まったが「2アンダーは良いスコアだと思う。実際は、もう少し良い結果で終わりたかったけど、もっと悪くなる可能性もあった」とラウンドを振り返った。そして「18番のパッティングは良かった。本当に大きい。今までで最も重要な1打だったと思う」と最終ホールをパーで切り抜けた重要性を強調した。

“ゴルフの祭典”に出場するのは昨年に続き2度目の21歳だが、最終日最終組でラウンドするのも2度目だ。バッバ・ワトソン(米)と並んで首位タイからスタートした昨年の最終日は、7番終了時点で2打のリード。しかし、8番、9番でボギーを叩くと、アーメンコーナーの12番ではティーショットを池に入れてしまい、最終的には2位タイと優勝を逃した。

「昨年の結果は後味が悪かった。リベンジを果たしたい」と優勝に向けての意気込みは十分。21歳は、奇しくも1997年にタイガーが後続に12打差をつける圧勝で初めてマスターズを制した時の年齢と同じ。18年の時を経て、再び伝説が生まれるのだろうか。

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