菊地が5打差の圧勝！　悲願の初優勝に涙

　国内女子ツアーのKKT杯バンテリンレディスオープンは19日、熊本県の熊本空港カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。菊地絵理香が3アンダー69でラウンドし、悲願のツアー初勝利を挙げた。

　後続と2打差の単独トップから出た菊地は、2番でボギーを叩いたものの、4番、9番でバーディを奪い、前半を1アンダーで折り返す。サンデーバックナインでも、ここまで今季6戦中4戦でトップ10入りを果たしている安定感を発揮して、スコアを崩さず。5バーディ、2ボギーでホールアウト。後続に5打差をつける圧勝となった。

　ウイニングパットを沈め右手を掲げた菊地は「プロになってツアーで優勝することを、いままで目標にやってきたので嬉しく思う」と思わず涙。「また優勝できるように、これからも頑張りたい」と2勝目に向けて意気込んだ。

　通算4アンダーの2位タイに、イ・ボミ（韓）と若林舞衣子。通算3アンダーの4位タイには、地元での優勝を目指した上田桃子、藤田光里、渡邉彩香が並んだ。昨季賞金女王のアン・ソンジュ（韓）が通算1アンダーで、ホステスプロの有村智恵と並んで9位タイ。

　アマチュアの永井花奈（日出高3年）は1オーバー73で通算1オーバー14位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの勝みなみ（鹿児島高2年）は4オーバー76と前日に続いてスコアを落とし、通算9オーバー47位タイで大会を終えている。