日本勢は難コンディションに総崩れ…　B.ヘンダーソンが初優勝に王手

　台湾女子プロゴルフ協会との共催で開催される米女子ツアーのスインギング・スカートLPGAクラシックは現地時間25日、カリフォルニア州のレイクマーセドGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。予選を通過した日本人選手は、ムービングデーに揃ってスコアを落とし、最終日へと向かうこととなった。

　第2ラウンドでノーボギーの「67」をマークし、3位タイまで浮上した横峯さくらだったが、この日は2番でボギーが先行すると、続く3番ではダブルボギーを喫するなど前半だけで5つスコアを落とす。バックナインでも苦しいプレーが続いたが、最終18番でこの日唯一となるバーディを奪うと、ようやく安心した表情を見せた。しかし、1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77のラウンドとなり、通算1アンダー15位タイに後退。優勝争いからは脱落となったが、最終日はスコアを取り返し、上位フィニッシュとなるだろうか。

　また、宮里美香と宮里藍も苦戦。美香は1バーディ、4ボギーの3オーバー75で通算3オーバー37位タイ。藍は終盤の17番でダブルボギーを喫し、2バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77で通算4オーバー41位タイとなっている。

　通算9アンダーで優勝に王手をかけたのは、17歳のブルック・ヘンダーソン（カナダ）。前日の雨と強風で難しいコンディションとなったが、単独首位から出たこの日を3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でまとめて、リーダーボードのトップを守った。通算8アンダーの2位タイには、5アンダー67を叩きだしたモーガン・プレッセル（米）とカク・ミンソ（韓）が続いている。

　連覇を目指すロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のリディア・コ（ニュージーランド）は、3バーディ、2ボギーの1アンダー71で通算6アンダー単独4位と優勝圏内をキープ。同ランクNo.3のステイシー・ルイス（米）とフォン・シャンシャン（中）が通算5アンダーで5位タイとなっている。