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最終18番で劇的バーディ 藤田が涙のプロ初優勝!

2015/04/26 15:25
最終18番で劇的バーディ 藤田が涙のプロ初優勝!

 

 国内女子ツアーのフジサンケイレディスクラシックが26日、静岡県の川奈ホテルゴルフコース 富士コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。藤田光里が3アンダー69でラウンドし、通算7アンダーでツアー初優勝を飾った。

 3日目を終えて3位タイと最終組でスタートした藤田は、4番からの4ホールで3バーディをマークし、前半を3アンダーで折り返す。そして、迎えたサンデーバックナイン。15番でボギーを喫して一歩後退したが、最終18番を前に6人がリーダーボードのトップに並ぶ混戦模様に。プレーオフでの決着が濃厚かと思われたが、藤田は2打目でピンの右につけると、決めれば優勝のバーディパットを沈めて、両手でガッツポーズ。キャディと抱き合った後、思わず涙が流れる悲願の初優勝となった。

 優勝インタビューで「まだ実感がない」と話した藤田。ウイニングパットは「入れたい気持ちはあったけど、外れても仕方ないと考えてビビらないように打った」と強気の姿勢が初戴冠に繋がった。過去に4度、最終日最終組を経験しながらも、勝ちきれない日々が続いた20歳。「早く優勝しないと、と言われていたのがプレッシャーになっていた」と苦しかった胸の内を明かしたが「勝てて良かった」と再び涙を零した。

 1打差の2位タイには、単独首位から出た一ノ瀬優希、4戦連続で2位(タイ)となったイ・ボミ(韓)、20歳の松森彩夏、ベテランの表純子、金ナリ(韓)が続いている。通算5アンダーの7位タイには、6アンダー66を叩きだした成田美寿々、酒井美紀、原江里菜ら5選手が入っている。

 2週連続優勝を目指した菊地絵理香は通算1アンダーで、昨季賞金ランク4位の申ジエ(韓)、2013年賞金女王の森田理香子、堀琴音らと並び21位タイでフィニッシュ。地元・静岡出身の渡邉彩香は、3オーバー75と崩れ、通算1オーバー31位タイで大会を終えている。

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