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王者R.マキロイ、貫録のマッチプレー制覇! 際立った終盤での強さ

2015/05/04 09:26
王者R.マキロイ、貫録のマッチプレー制覇! 際立った終盤での強さ
決勝でG.ウッドランドを下し、優勝したR.マキロイ。(写真提供:Getty Images)

 

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-キャデラック・マッチプレー選手権は現地時間3日、カリフォルニア州のTPCハーディング・パークを舞台に5日目の競技を終了。順延されていた準々決勝の一部と準決勝、3位決定戦、決勝が行われ、世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)が決勝でゲーリー・ウッドランド(米)を4アンド2で制し、見事優勝を果たした。

 決勝は両者ともに序盤でボギーを連発したが、マキロイが5番から3連続バーディを奪うなど一気に4アップに。ウッドランドも11番を制し、12番のバーディで2ダウンまで挽回したが、それ以上は詰められなかった。13番はともにボギーとなり、14番はウッドランドがボギー。16番でウッドランドのコンシードにより勝負が決した。

 マキロイは準決勝では、ジム・フューリク(米)に逆転の1アップ勝ちを収め、この日一番の名勝負を演じていた。1ダウンの17番でバーディを決め、オールスクエアに持ち込むと、最後は約13メートルのイーグルパットを沈めて劇的に勝利。フューリクも最終ホールでバーディを決めたが、及ばなかった。マキロイは上がり3ホールをバーディ、バーディ、イーグルと圧巻の締めだった。

 また、前日にサスペンデッドとなっていた準々決勝では22ホール目にバーディを決めてポール・ケイシー(英)との戦いに決着をつけている。

 マキロイは今大会、終盤の逆転勝ちを連発。ケイシーには17番に追いついての逆転勝利で、グループマッチ最終戦でもビリー・ホーシェル(米)相手に2ホールを残して2ダウンの場面から追いついた。「不利な場面から逆転し、メンタルの強さを発揮できたことを本当に誇り思う。2つ目のWGCタイトル、そして今季初のアメリカでの勝利。嬉しくない訳がないね」と自らをねぎらった。世界ランク1位の選手がマッチプレーを制したのはタイガー・ウッズ(米)に続き史上2人目となった。

 3位決定戦ではダニー・ウィレット(英)がフューリクを3アンド2で下している。

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