リゾート地での新規大会　T.オルセンが復帰戦に挑む　川村も出場

　史上初となる欧州ツアー、アジアンツアー、サンシャインツアー（南ア）の3ツアーが共催して行われる新規大会、アフラジアバンク・モーリシャスオープンが現地時間7日、マダガスカル島の東に位置するモーリシャス共和国のヘリテージGCで開幕。トービヨン・オルセン（デンマークが復帰戦に挑む。

　インド洋に浮かぶリゾート・アイランドとして知られるモリーシャス共和国。美しい海を眺めながらのラウンドとなるが、この大会に復活を期す選手がいる。ツアー通算2勝を誇るオルセンだ。。昨季、レース・トゥ・ドバイ（賞金ランク）で32位となった25歳は、今季の開幕前に手の腱を負傷。それでも第4戦のアブダビHSBCゴルフ選手権に強行出場すると、予選は突破しものの50位タイフィニッシュ。その後3試合に参戦するも、いずれも予選ラウンドで敗退し、休養を決断した。

　約3ヶ月ぶりの復帰となる今大会を前に「長い休みだった。復帰するにはこの大会は最高だ。美しい場所で、暖かいのは自分の手にとって良い」と、リゾート地でトーナメントを復帰戦に選んだ理由を明かした。「復帰に興奮している。長い休みを終えて、また新たなシーズンが始まるんだ。ここから始まる5連戦の初戦で、できる限り高いレベルで争いたい」と意気込みを語っている。

　その他には、今季ともにツアー1勝ずつを挙げているキラデク・アフィバーンラト（タイ）やジョージ・クッツェー（南ア）も参戦。さらに、日本勢では精力的に海外のトーナメントに出場している21歳の若武者・川村昌弘もエントリー。今季4戦目となる欧州ツアーでの最高位は、トゥルー・タイランド・クラシック（アジアンツアーとの共催）での69位タイ。まずは予選突破、そして上位進出が目標となる。