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過大評価とは言わせない! R.ファウラーがPO制し劇的逆転V

2015/05/11 10:20
過大評価とは言わせない! R.ファウラーがPO制し劇的逆転V
プレーオフの末、ビッグタイトルを獲得したR.ファウラー。恋人のアレクシス・ランドックからも熱いキスで祝福を受けた。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーのザ・プレーヤーズ選手権は現地時間10日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に最終ラウンドの競技を終了。リッキー・ファウラー(米)が通算12アンダーで並んだセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ケビン・キスナー(米)との三つ巴のプレーオフを制し、11位タイからの劇的な逆転優勝を果たした。

 ファウラーはこの日、12番まで1オーバーと我慢のゴルフが続くも、13番バーディのあと、上がり4ホールをバーディ、イーグル、バーディ、バーディと圧巻の締めくくり。5アンダー67を記録し、単独トップでホールアウトした。しかし、2位タイからスタートしたキスナー、5位タイから出たガルシアも16番、17番を連続バーディとしてファウラーに追いついた。

 16番、17番、18番の3ホール制で行われたプレーオフでは、ファウラーとキスナーが1アンダーで並び、ガルシアが1オーバーで離脱。サドンデスとなる4ホール目はコース名物の17番パー3で行われ、ファウラーがティーショットを約1.5メートルに寄せてバーディ決着となった。

 ファウラーは結局、この日プレーした最後の10ホールで8アンダーと驚異的なフィニッシュ。特に世界一有名のパー3と呼ばれる17番はこの日3連続バーディを奪い、4日間で6回中5回バーディと完全攻略して見せた。

 先日発表された選手たちからの無記名投票の結果、もっとも過大評価されているプレーヤーの汚名を着せられたばかりのファウラー。昨季メジャー4戦すべてでトップ5に入ったが、“第5のメジャー”と呼ばれるビッグトーナメントでツアー2勝目を自らの力でもぎ取った。

 ベン・マーティン(米)は最終ホールのボギーでプレーオフ進出を逃し、ビル・ハース(米)と並ぶ通算11アンダー4位タイ。世界ランキング1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)はパットの不調が響き、石川遼と同じ通算8アンダー8位タイに終わった。

 このほか、40位タイから出た松山英樹は最終ラウンドを3アンダー69でプレーし、通算6アンダー17位タイ。タイガー・ウッズ(米)はイーブンパー72にとどまり、通算3オーバー69位タイで4日間の競技を終えている。

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