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ライダーカップを前に欧州チーム“闘魂注入”

2010/09/30 11:17
ライダーカップを前に欧州チーム“闘魂注入”

 

 現地時間10月1日開幕のライダーカップ(ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)を前に、ホームで米国勢を迎え撃つ欧州チームがヨーロッパの“生き神様”セベ・バレステロス(スペイン)の言葉に闘魂を注入された。

 かつてライダーカップ欧州チームのメンバーとしてプレーしていたバレステロスは、1997年地元スペイン開催となった大会で主将としてチームをけん引。闘志あふれるプレーぶりはその後も常に欧州チームの象徴だった。現在は脳腫瘍と闘病中だが、その闘志は病魔に対しても負けておらず、まだまだ後輩たちを励ます力は十分にある。

 そのことを誰よりも知る今大会の欧州チーム主将コリン・モンゴメリー(スコットランド)は、大会3日前の28日夜、練習ラウンドを終えたメンバーを集めてスペインにいるバレステロスに電話をかけた。約10分程度の会話だったが、そのオーラは十分に伝わった。「主将だった13年前と同じように情熱的なスピーチだった。セベはここにいないけど、チームへの情熱はとても強い。セベはこれまでもこれからも、常に欧州ゴルフにとって忘れてはならない存在だ」とモンゴメリー主将。チームのメンバーたちも大先輩からのエールに、打倒米国の思いを強くしていた。

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