山下が8バーディでツアー初優勝に王手　10回目のチャンスを生かせるか

　国内男子ツアー今季第4戦の関西オープンゴルフ選手権競技は23日、滋賀県の名神八日市カントリー倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技を行い、山下和宏が通算14アンダーまでスコアを伸ばしてツアー初勝利に王手をかけた。

　トップと1打差の3位タイから出た山下は、4度連続バーディをマークすると、ボギーを7番と12番の2つだけに抑えて、8バーディ、2ボギーの6アンダー65をマーク。最終日を前にリーダーボードのトップに立った。最終日最終組は過去に9回。しかし、いずれも60台で回り切ることが出来ず、トロフィに手をかけながらつかみ取ることはできなかった。今季は開幕から2試合連続で2位（タイ）フィニッシュと好調。4打差のなかに、9人がひしめく混戦で最後まで優勝争いはもつれそうな様相だが、10回目のチャンスをものにできるだろうか。

　トップと1打差の2位タイには、ノーボギーの6アンダー65をマークした岩田寛とトップタイから出た片岡大育。単独4位には通算12アンダーでウォンジョン・リー（豪）が続いている。通算10アンダーの6位タイに、藤本佳則やブラッド・ケネディ（豪）ら4選手。2012年賞金王の藤田寛之が通算9アンダーで10位、2年連続賞金王へ今季初勝利を狙う小田孔明が通算8アンダー11位タイにつけている。

　前週の今季公式戦初戦でツアー初優勝を飾ったアダム・ブランド（豪）は、6バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフながら2アンダー69とスコアを伸ばし、通算3アンダーで37位タイとなっている。