P.ミケルソンら強豪が多数集結　全英OPに弾みをつけるのは!?

　欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープンが現地時間9日、スコットランドのグランGCを舞台に開幕を迎える。翌週に控える全英オープン（16〜19日／スコットランド・セントアンドリュース）の前哨戦でもある今大会で、世界のトッププレーヤーたちがしのぎを削る。

　ロイヤル・アバディーンで開催された昨季大会は、ジャスティン・ローズ（英）が通算16アンダーで逃げ切って勝利。舞台をグランGCに移した今大会には、そのローズやグラエム・マクドウェル（北アイルランド）、イアン・ポルター（英）ら欧州の強豪に加え、米国からも2013年覇者のフィル・ミケルソンやリッキー・ファウラーといった強者が出場。全英王者ローリー・マキロイ（北アイルランド）はじん帯断裂により欠場となるが、昨年のライダースカップ出場者が名を連ねるフィールドは例年以上に分厚いものと言えるだろう。

　そのほか今大会には、コリン・モンゴメリー（スコットランド）やジーブ・ミルカ・シン（インド）、ルーク・ドナルド（英）といった歴代王者も参戦。スコットランド勢は1999年大会のモンゴメリー以来勝利から遠ざかっているが、そのモンゴメリーやスティーブン・ギャラハー、マーク・ウォーレンら地元勢がローズから王座を奪還できるかという点にも注目が集まる。

　2013年には今大会で優勝したミケルソンがその勢いのままに全英オープンでも勝利をモノにしており、来週に向けて弾みをつけるという点で今大会の結果は大きな意味を持つ。また、大会初の舞台となるグランGCはリンクスコースということもあり、聖地セントアンドリュースでのプレーを意識した選手たちの戦いぶりからも目が離せない。