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石川遼、全英行きをかけた最後の戦いへ 本命はJ.スピース

2015/07/08 13:38
石川遼、全英行きをかけた最後の戦いへ 本命はJ.スピース
全英OPへの切符をかけた最後の戦いに臨む石川。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーのジョン・ディア・クラシックは現地時間9日、イリノイ州のTPCディアランを舞台に開幕する。メジャー第3戦の全英オープン(16〜19日/スコットランド・セントアンドリュース)を翌週に控える中、メジャー3連勝を目指すジョーダン・スピース(米)らは調整を行い、日本から唯一出場する石川遼は全英オープン最後の切符をかけて戦う。

 今大会では上位5位以内に入った選手のうち、出場権を持たない上位1人に全英への切符が渡される。条件はかなり厳しいが、石川にとっては最後のチャンスとなる。

 石川は前戦のザ・グリーンブライヤー・クラシックでは初日に「64」と好スタートを切り、4戦ぶりに予選突破を果たしたものの最終的には76位と上位からは大きく離された。今大会はスピースを除く世界ランク上位選手の多くが不在だが、前戦の初日のようなラウンドを続けなければ目は出てこない。また、フェデックスカップポイントも現在135位と落ちており、ツアーカード維持のためにもシーズン後半は調子を上げていかなければならない。

 一方、全英でメジャー3連勝という史上2人目の快挙に挑むスピースは、今大会の出場を巡って周囲から疑問も沸いている。全英の準備に費やすべき大事な週に関わらず、スピースは2013年にツアー初勝利を挙げた大会への義理を通すためだけにプレーしているのではと指摘されているのだ。過去7年でジョン・ディア・クラシックから全英に挑んだ選手のうち、全英でトップ10に入った選手はわずか5人しかいない。

 スピースは「感触をつかみ、勝負感を得るのにいい準備になると思う。全英に向けて勢いをつけられれば」と義理のためだけに出場していないことを主張。「勝てると思うからここにいる」と強調した。

 今大会には、前回王者のブライアン・ハーマン(米)、2012年覇者のザック・ジョンソン(米)らも参戦。その他にも今季1勝のスティーブ・ボウディッチ(豪)や前週のザ・グリーンブライヤー・クラシックでツアー初勝利を挙げたダニー・リー(ニュージーランド)も出場が決まっている。

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