S.スターリングスが薬物違反で出場停止　優勝経験者の違反はツアー初

　米男子ツアーは現地時間7日、アンチ・ドーピングポリシーに違反したとして、米ツアー3勝のスコット・スターリングス（米）に3カ月間の出場停止処分を下したと発表した。

　スターリングスは発表した声明の中で「2015年2月に、それまで2カ月間服用していたサプリメントがPGAの規定に違反するものだと知った。使用していたのは主治医の薦めからだが、目的は慢性的な疲労を回復することで、パフォーマンス向上ではなかった」と薬物使用の経緯を説明。規定違反に気付いた直後にその旨をPGAへ申告していたと明かしながら、反省の弁を述べている。

　米男子ツアーは2008年から薬物検査を始めているが、ツアー優勝経験者が薬物規定違反により出場停止処分を受けるのは今回が初。昨年1月のファーマーズ・インシュランス・オープンでツアー3勝目を挙げたスターリングスは、直近のザ・グリーンブライヤー・クラシックで67位タイに終わるなど今季ここまでトップ10入り1回にとどまっている。