D.ブルックスがツアー2勝目に王手　R.ファウラーが3位タイ浮上

　欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープンが現地時間11日、スコットランドのグランGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。単独トップから出たダニエル・ブルックス（英）が、1アンダー69と伸び悩みながらも通算12アンダーでリーダーボードのトップをキープし、ツアー2勝目に王手をかけた。

　前日は「65」を叩きだしたブルックスだったが、この日はスタートホールの1番でいきなりダブルボギーを叩いてしまう。しかし、前半のうちに3バーディを取り返すと、バックナインは1バーディ、1ボギーでホールアウト。4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの内容で3日目を終え「悪い流れを取り戻せてよかった」と一安心。約1年ぶりの優勝に向けては「優勝できれば最高だけど、そのことについては考えないようにする」と平常心を心がけた。

　通算11アンダーの単独2位にはラファエル・ジャクリン（仏）。通算10アンダー3位タイには、世界ランキング9位タイのリッキー・ファウラー（米）ら3選手が並んだ。昨季大会を8位タイで終え、勢いそのままにメジャー第3戦 全英オープンでは2位タイに入ったファウラー。「重要なのは来週に向けての準備」と話し「リンクスコースで優勝争いができるのだから、来週に向けてとてもポジティブなことだ」とメジャー前哨戦で弾みをつけたいと語った。

　51歳のミゲール・A・ヒメネス（スペイン）は2アンダー68とスコアを伸ばし、通算8アンダー9位タイに浮上。ディフェンディング・チャンピオンで2位タイからスタートしたジャスティン・ローズ（英）は、バックナインで4ボギーと崩れ、3バーディ、5ボギーの2オーバー72でホールアウト。通算6アンダー18位タイに順位を落としている。