松山、優勝予想で5位に　1位は62年ぶりの偉業を狙うJ.スピース

　米男子ツアーの今季メジャー第3戦、全英オープンが現地時間16日、スコットランドのセントアンドリュース オールドCを舞台に開幕。それに先立ち、パワーランキング（優勝予想）が発表となり、日本男子初となるメジャー制覇を狙う松山英樹は5位にランクインした。

　今季は未だ優勝こそないものの、トップ10入りを8度記録するなど、世界トップレベルのプレーを見せている松山。特に単独5位にランクインしたマスターズ以降の6試合全てでトップ20入り、トップ10入りも3回と安定した成績を残している。スタッツ面では、ストローク・ゲインド・ティー・トゥー・グリーンで2位、ボールストライキングでも4位に入っており、ゴルフの聖地にそのショット力が通用するのか注目が集まる。

　パワーランキング1位は、世界ランキング2位のジョーダン・スピース（米）。1953年のベン・ホーガン（米）以来となる、メジャー初戦からの3連勝を狙う。ここ5試合で優勝2度、2位タイと3位タイが1度ずつと絶好調だが、唯一の懸念は前週の米ツアーに出場したため現地入りが月曜日と遅れたことだが、セントアンドリュースにどう立ち向かうだろうか。

　2位には前哨戦となった欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープンを制したリッキー・ファウラー（米）。3位には、松山、スピースと同組のダスティン・ジョンソン（米）が入った。ジョンソンは全米オープンでは最終ホールでの3パットで優勝を逃したが、リベンジなるだろうか。4位にはヘンリック・ステンソン（スウェーデン）、6位にはアダム・スコット（豪）が入っている。2013年王者のベテラン、フィル・ミケルソン（米）は9位にランクイン。セルヒオ・ガルシア（スペイン）が11位、ジェイソン・デイ（豪）は15位となっている。