石川、“鬼門”を「69」で突破　首位と6打差22位タイで最終日へ

　米男子ツアーのバーバゾル選手権は現地時間18日、アラバマ州のRTJゴルフトレイルを舞台に第3ラウンドの競技を終了。石川遼は2アンダー69で回り、通算7アンダー22位タイで最終日を迎えることとなった。

　過去2戦大きく崩れているムービングサタデーに挑んだ石川。立ち上がりの3番でアプローチを寄せきれずボギーを喫するも、5番パー5でバンカーからの第3打を3メートル弱に寄せてバーディとし、前半をイーブンパーで折り返す。そしてバックナインでは、12番で約8メートルのバーディパットをねじ込むと、14番、16番でもスコアを伸ばす。最終18番こそ2メートルのパットを外してボギーとしたものの、4バーディ、2ボギーと“鬼門”をアンダーパーでホールアウト。順位こそ20位タイからわずかに落としたものの、最終日の猛チャージで上位にジャンプアップしたいところだ。

　通算13アンダーでリーダーボードのトップには、パワーランキング（優勝予想）1位のスコット・ピアシー（米）とリッキー・バーンズ（米）が並んだ。その2人を1打差で追うのは、予選ラウンドをトップタイで通過したキム・ミンフィ（韓）とマーク・ヘンスビー（豪）、8アンダー「63」を叩きだしたジェイソン・ゴア（米）、エミリアーノ・グリッロ（アルゼンチン）、ウィル・ウィルコックス（米）がつけている。

　今季2勝目を狙う44歳のアレックス・チェイカ（独）は、2アンダー69の通算9アンダーで12位タイに後退。2008年マスターズ王者のトレバー・イメルマン（南ア）は通算7アンダー22位タイに浮上、ツアー13勝のデビッド・トムズ（米）は1オーバー72とスコアを落とし、通算6アンダー32位タイとなっている。