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Z.ジョンソンがPOの末に“月曜決戦”を制す! J.スピースは偉業ならず

2015/07/21 04:10
Z.ジョンソンがPOの末に“月曜決戦”を制す! J.スピースは偉業ならず
三つ巴のプレーオフを制し、マスターズに次ぐメジャー2勝目を飾ったZ.ジョンソン。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーの今季メジャー第3戦、第144回 全英オープンが現地時間20日、スコットランドのセントアンドリュース オールドCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ザック・ジョンソン(米)がプレーオフを制して優勝。2007年のマスターズに次ぐ、メジャー2勝目を挙げた。

 雨が降りしきるなかで行われた“月曜決戦”。トップと3打差の6位タイから出たジョンソンは、12番までに7バーディを奪取。その後、13番と17番をボギーとするも最終18番でバーディパットを沈めてガッツポーズ。6アンダー66をマークして、通算15アンダーでホールアウトする。

 一方、同じく6位タイスタートのマーク・リーシュマン(豪)は、5番までに4バーディを奪うと、9番からの連続バーディ、さらに12番でもスコアを伸ばして通算16アンダーで一時単独トップに立つも、16番でボギー。ジョンソン、そしてトップタイから出たルイス・ウーストハウゼン(南ア)と並び勝負の行方はプレーオフへと委ねられた。

 1番、2番、17番、18番の4ホールによるストロークプレーで行われたプレーオフ。1番でジョンソンとウーストハウゼンがバーディを奪うなか、リーシュマンはボギーを叩く。さらにジョンソンは2番でもバーディとしてリードを得ると、17番は3選手ともにボギーで迎えた最終18番。ジョンソンが先にパーで終えると、ウーストハウゼンのバーディパットがカップに蹴られて勝負有り。ジョンソンがゴルフの聖地でクラレット・ジャグを掲げた。

 一方、メジャー3連勝の偉業をかけて単独4位からスタートしたジョーダン・スピース(米)は、立ち上がりの1番をバーディとするなど、3アンダーで迎えた8番パー3を手痛いダブルボギーとしてしまう。直後の9番からの連続バーディ、16番でも難しいパットを沈めて一時はトップタイに並んだものの、難関17番で痛恨のボギー。最終18番のバーディパットはカップのわずかに右をすり抜け、メジャー3連勝の夢は1打差4位タイで散る事となった。スピースの他、通算14アンダー4位タイにはジェイソン・デイ(豪)が入っている。

 その他上位は、通算11アンダー6位タイにジャスティン・ローズ(英)、ダニー・ウィレット(英)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、アマチュアのジョーダン・ニーブルギー(米)が並んだ。6位タイから出たアダム・スコット(豪)は、10番までに6つスコアを伸ばしたものの、上がり5ホールで5つスコアを落とし、通算10アンダーで10位タイに終わっている。

 日本勢で唯一決勝ラウンド進出を果たした松山英樹は1アンダー71のラウンドで、ロバート・ストレブ(米)らと同じ通算8アンダー18位タイ。フィル・ミケルソン(米)、パトリック・リード(米)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)らが通算7アンダー20位タイだった。

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