石川はぎりぎり予選突破　J.デイ、B.ワトソンが上位に浮上

　米男子ツアーのRBCカナディアン・オープンは現地時間24日、カナダのグレン・アビーGCを舞台に第2ラウンドの競技を行い、日本勢唯一出場の石川遼は4バーディ、4ボギーのイーブンパー72でプレー。カットラインぎりぎりの通算2アンダー72位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

　インスタートの石川は前半、ボギーとバーディが交互に来てイーブンパーで折り返す。後半は2番、5番でバーディを奪ってリズムに乗るかと思われたが、直後の6番をボギーとすると、最終9番でもボギー。予選突破こそ果たしたものの、上位進出には残り2日間の猛チャージが必要となっている。

　上位は、この日ノーボギーの9アンダー63と爆発したチャド・キャンベル（米）が通算14アンダーの単独トップに。2打差の単独2位にブライアン・ハーマン（米）がつけ、通算11アンダー3位タイにはジョンソン・ワグナー（米）とデビッド・ハーン（カナダ）の2人が続いた。

　また、前週の全英オープンで4位タイに食い込んだジェイソン・デイ（豪）は6アンダー66で回り、通算10アンダーまでスコアを伸ばして前日の17位タイから単独5位に急浮上。さらにマスターズ王者のバッバ・ワトソン（米）も5アンダー67をマークし、通算9アンダー6位タイにつけている。

　このほか、ジム・フューリック（米）は通算7アンダー16位タイ、マット・クーチャー（米）は通算6アンダー22位タイから上位進出を狙う。初日88位タイと出遅れた昨季大会覇者のティム・クラーク（南ア）も、2日目を5アンダー67で回って通算5アンダー33位タイに順位を上げた。