タイガーがホスト大会へ「良い感触」　石川はいよいよ正念場へ

　タイガー・ウッズ（米）が大会ホストを務める米男子ツアーのクイックン・ローンズ・ナショナルが現地30日から、バージニア州のロバート・トレント・ジョーンズGCで開催される。今年もトッププレーヤーたちが集まり、日本からは石川遼が参戦する。

　現在の世界ランキングで266位にまで落ちているタイガーは、今月初めのザ・グリーンブライヤー・クラシックで32位タイに入るなど復調の兆しを見せていたが、全英オープンでは「76」、「75」と散々な内容で予選落ち。全英後は「一週間クラブに触らなかった」とリフレッシュを図ったと明かし、今週は「スイングを修正して良い感触で挑める」と意気込みを語っている。

　ジャスティン・ローズ（英）、リッキー・ファウラー（米）、ジミー・ウォーカー（米）は全英オープン以来の出場。特にディフェンディング・チャンピオンのローズは最近7戦で優勝が1回、2位（タイ含む）が2回と好調で、やはり優勝候補の筆頭と目されている。ファウラーは波が激しいものの、欧州ツアーと合わせて今季2勝を挙げるなど、うまくいっているときはライバルにとって脅威となる。

　石川は前週のRBCカナディアン・オープンでセカンドカットにかかり、世界ランクも203位と低迷。ツアーカード維持も厳しくなってきたが、なんとか予選を通過し、上位に入って望みをつなげたい。