大山＆美香、38年ぶり快挙へ6位タイ好発進！　藍、横峯は53位タイ

　米女子ツアーの今季メジャー第4戦、全英リコー女子オープンは現地時間30日、スコットランドのトランプ・ターンベリー・リゾートを舞台に開幕。20歳のキム・ヒョージュ（韓）が7アンダー65で単独トップに立つなか、大山志保、宮里美香の2人も4アンダー68の好スコアで6位タイ発進を切った。

　先ごろの全米女子オープンで5位タイと健闘し、今大会で1977年の樋口久子以来となる日本人メジャー制覇を狙う大山。現在賞金ランキング7位のモーガン・プレッセル（米）、グラディス・ノセラ（仏）と第1組でスタートした初日は6番でボギーが先行し、8番でもスコアを落とす。

　それでも9番でこの日初めてのバーディを奪って1オーバーで前半を折り返すと、13番、14番を連続バーディとしてアンダーパーに。さらに勢い乗った大山は16番で4つ目のバーディを加えると、17番パー5では値千金のイーグルを奪い、38年ぶりの快挙達成へ初日を絶好のポジションで終えた。

　美香はロレックスランキング（女子世界ランキング）2位のリディア・コ（ニュージーランド）、ブリタニー・リンシコム（米）とプレーし、1アンダーで迎えた13番からイーグル、バーディ、バーディで一時5アンダーとする。16番で初のボギーを叩いたが、首位からわずか3打差の位置で2日目に臨むこととなった。

　また、今季国内ツアーで2勝を挙げている成田美寿々は4バーディ、1ボギーの3アンダー69でプレーし、14位タイの好発進。この日、日本勢唯一の午後組となった吉田弓美子も1イーグル、5バーディ、6ボギーと出入りの激しい内容ながらも1アンダー71で回り、37位タイとまずまずのスタートを切っている。

　このほかの日本勢では、宮里藍、横峯さくら、渡邉彩香の3人がイーブンパー72の53位タイにつけ、笠りつ子が1オーバー73の80位タイ。前週の米女子ツアー、マイヤーLPGAクラシックで日本勢最上位の27位タイに入った野村敏京は、3オーバー75を叩いて106位タイと大きく出遅れている。