美香、後半に崩れて7位タイ　好調だったパットが決まらず…

　米女子ツアーの今季メジャー第4戦、全英リコー女子オープンは現地時間2日、スコットランドのトランプ・ターンベリー・リゾートを舞台に最終ラウンドの競技を終了。逆転優勝を狙った宮里美香は1オーバー73とスコアを落とし、通算5アンダー7位タイで大会を終えた。

　トップと2打差の単独4位から出た美香は、立ち上がりの1番をバーディとすると、4番ボギーのあと、7番パー5もバーディとし1アンダーでサンデーバックナインに突入。しかし、14番パー5でチップインイーグルをマークした直後の15番、16番でティーショットが乱れて連続ボギーを喫すると、最終18番でもスコアを落としてホールアウトとなった。

　第3ラウンドでは5バーディを奪ったバックナインで崩れた美香。ホールアウト後に「（昨日までは決まっていた）パットが決まらない日だった」と最終ラウンドを振り返った。日本勢38年ぶりとなるメジャー制覇とはならず「最終日に爆発的なスコアを出さないと優勝できない」と悔しさをにじませた。

　一方、44位タイからスタートした横峯さくらは立ち上がりの1番でバーディを奪うなど前半を1アンダーでハーフターン。後半も10番からの3ホールで2バーディをマークしたものの、13番から連続ボギーを喫するなどスコアを伸ばすことは出来ず。5バーディ、4ボギーの1アンダー71でホールアウトし、通算5オーバー36位タイで大会を終えた。また、前日「76」と苦戦し33位タイに後退していた成田美寿々は、この日も1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77と崩れ、通算9オーバー50位タイとなっている。

　優勝は、最終ラウンドで7アンダー65と猛チャージを見せたインビー・パーク（韓）。通算12アンダーまでスコアを伸ばし、KPMG女子PGA選手権に続く今季メジャー2勝目。早くも今季の勝ち星を4つに伸ばした。トップタイから出たコ・ジヨン（韓）が通算9アンダーで単独2位、通算8アンダーの3位タイにリュウ・ソヨン（韓）とリディア・コ（ニュージーランド）が入っている。