石川、連日の「71」と伸ばせず単独10位　シード権獲得へは一歩前進

　米男子ツアーのクイックン・ローンズ・ナショナルは現地時間2日、バージニア州のロバート・トレント・ジョーンズGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。8位タイから出た石川遼は、連日のイーブンパー71とスコアを伸ばすことが出来ず。通算11アンダー単独10位で大会を終えた。

　来季シード権獲得、そしてツアー初勝利を目指した石川だったが、前日に続き最終日もパッティングに苦しんだ。前半こそ5番パー5でバーディを奪うとその他のホールをパーでまとめて1アンダーで折り返すも、サンデーバックナインの12番パー4をボギーとすると、14番をバーディとしたあとの16番パー3。バンカーからの第2打を2メートル強に寄せはしたものの、これを決めることができず痛恨のボギー。上がり2ホールでもスコアを伸ばすことはできず、2バーディ、2ボギーでホールアウトとなった。

　ストローク・ゲインド・ティー・トゥ・グリーンで1.615とまずまずの数字を残した一方で、ストローク・ゲインド・パッティングはマイナス0.948と苦しんだことがデータにも表れた。フェデックスポイント・ランキングでは前週の140位からシード権獲得圏内の125位に浮上。次週はバラクーダ選手権（8月6日〜9日／ネバダ州モントリューG＆CC）に出場する。

　トップタイから出たトロイ・メリット（米）が4アンダー67でラウンドし、通算18アンダーでツアー初優勝。前半を3アンダーで折り返すと、12番でこの日唯一のボギーを喫したが、上がり3ホールで2バーディを奪い返した。通算15アンダーの単独2位にリッキー・ファウラー（米）、通算14アンダーの単独3位にはデビッド・リングマース（スウェーデン）が入っている。

　42位タイからスタートしたタイガー・ウッズ（米）は、3番から3連続バーディを奪うなど前半を4アンダーでハーフターン。11番からの4ホールで3ボギーを叩きはしたものの、17番で1つ取り返し、6バーディ、3ボギーの3アンダー68でラウンド。通算8アンダー18位タイとなっている。