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世界No.1のR.マキロイが復帰 D.ジョンソンは5年前のリベンジを期す

2015/08/12 16:00
世界No.1のR.マキロイが復帰 D.ジョンソンは5年前のリベンジを期す
練習ラウンドで笑顔を見せるR.マキロイ。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーの今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権が現地時間13日にウィスコンシン州のウィストリング・ストレイツを舞台に開幕。世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)が復帰戦で連覇を目指す。

 7月6日に左足首のじん帯を断裂したと発表したマキロイ。当初は全治に3カ月近くかかるとの見方もあり、前週のWGC-ブリヂストン招待に続いて今大会への出場は厳しいと見られていた。しかし、驚異的な回復力でわずか1カ月半でのツアー復帰をメジャー最終戦で果たすこととなった。本人も「思っていた以上に状態は良い」と万全な状態であることを強調。しばらくトーナメントから離れていたため試合勘の部分では不安が残るものの、王者の貫録を示す4日間となるのだろうか。

 全米プロゴルフ選手権がウィストリング・ストレイツで開催されるのは5年ぶり3回目。前回開催された2010年大会で悔しい思いをしたのがダスティン・ジョンソン(米)だ。通算11アンダーまでスコアを伸ばしトップタイで72ホールを終えたジョンソンだったが、最終18番でティーショットを大きく右に曲げてギャラリーの中に打ち込んだあとの第2打で悲劇が。大会規定上、ジョンソンが打ち込んだ場所はバンカーとして扱わており、アドレス時にソールを行ったことがペナルティとなって2打罰。これによりプレーオフに託したメジャー初優勝の夢は潰えることとなった。今季の全米オープンでも最終ホールにまさかの3パットで優勝を逃している31歳が、リベンジに燃えていないはずがない。

 その他にも、史上3人目となる同一シーズンメジャー3勝の偉業に挑戦するジョーダン・スピース(米)、全英オープンを制したザック・ジョンソン(米)、“飛ばし屋”バッバ・ワトソン(米)、復活を期すタイガー・ウッズ(米)などそうそうたる面々がフィールドに集結。“視覚の魔術師”ピート・ダイが「選手に違和感を与える」を信条に作り上げ、バンカーが1000個以上配置された難関コースでしのぎを削る。

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