5年越しのリベンジ狙うD.ジョンソンが単独首位発進

　米男子ツアーの今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権が現地時間13日にウィスコンシン州のウィストリング・ストレイツを舞台に開幕。ダスティン・ジョンソン（米）が6アンダー66をマークして、リーダーボードのトップにたった。

　午後には強風がコースを襲ったため、午前組と午後組でスコアに差が生まれた初日。現地時間午前8時5分にティーオフしたジョンソンは立ち上がりの10番から連続バーディを奪う最高のスタートを切ると、16番パー5では2オンに成功。8メートルを超えるイーグルパットも沈めて、前半を4アンダーで折り返す。

　バックナインでも4番までに2つスコアを伸ばすと、その後はパープレーを続けて、1イーグル、5バーディ、1ボギーでホールアウト。前回ウィストリング・ストレイツで今大会が行われた2010年には、最終ホールに2打罰を受けてプレーオフ進出を逃す悔しい思いをしているが、5年越しのメジャータイトル獲得に向けて最高のスタートを決めた。

　トップと1打差の単独2位にはデビッド・リングマース（スウェーデン）。4アンダー68の3位タイには、こちらもメジャー初制覇を狙うジェイソン・デイ（豪）、マット・クーチャー（米）ら8人が並んでいる。世界ランク6位のジャスティン・ローズ（英）は3アンダー69で11位タイ、松山英樹は終盤にスコアを落とし2アンダー70で15位タイ発進となっている。

　左足首のじん帯を断裂から復帰を果たした世界No.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）はイーブンパーで迎えた後半を2バーディ、1ボギーで回り、1アンダー71で同No.2のジョーダン・スピース（米）、ジェイソン・ダフナー（米）らとともに24位タイで第1ラウンドを終えている。

　パワーランキング（優勝予想）1位のバッバ・ワトソン（米）はイーブンパー72で、フィル・ミケルソン（米）らと同じ39位タイ。今大会を過去に4度制しているタイガー・ウッズ（米）は、2バーディ、5ボギーの3オーバー75で86位タイと出遅れている。